スーパー戦隊超決戦
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第二十七話 真の悪との戦いその五
「途中参戦という形で」
「途中で?」
「はい、な韮化の理由で今は参戦していなくて」
速見に顔を向けて彼女の言葉に応えた。
「そうしてこれからです」
「参戦出来る様になって」
「そしてです」
「出て来るのね。まあ何時出て来てもおかしくないわね」
速見は腕を組んで彼女も考える顔になった、そうしてそのうえでブルーンに応える形でさらに言った。
「キカイトピアも」
「戦闘員達はまだいるでしょうし」
「これまでの完膚も蘇っているし」
「キカイトピアも誰かが復活すれば」
「そもそも誰かを忘れてる気がしない?」
フリントはここでこう言った。
「私達は」
「誰か?」
「ええ、私達の戦いで凄く重要だった」
「その人をですか」
「忘れていないかしら」
「父さんと母さん?」
五色田はフリントの疑問の言葉を受けて言った。
「二人ならもう戻って」
「今は科学者として働いてるわね」
「ハカイザーにもね」
「もうならないわね」
「そうだけれど」
「あんたのご両親じゃないと思うわ」
フリントは五色田に答えた。
「その誰かはね」
「そうなんだ」
「もっと別の」
「誰かなんだ」
「その誰かを忘れている気がするのよ」
「ええと、キカイトピアの幹部は」
今度はカッターナーが言ってきた。
「皆知ってるね、僕達」
「それで誰も今出ていないけれど」
リッキーも言った。
「誰かな」
「そういえば忘れている気がするな」
ゴールドツイカーも自分の顎に右手を当てて考える顔になって述べた、見れば眉が微妙に顰められている。
「俺も」
「そうよね」
「誰なんだ」
「かなり重要だったと思うけれど」
「どうもな」
「思い出せないわね」
「そう言われると」
五色田もはっとなって言った。
「俺もだね」
「俺もだ」
「僕もだよ」
「私だって」
「私もです」
ジュランにガオーン、マジーヌにブルーンもだった。
「誰だったか」
「ええと、キカイトピアでね」
「誰かいたね
「そうだよな」
「本当にな」
「誰か重要な」
ステイシーも言った。
「そんな誰かだったとね」
「そのことは思い出せても」
「それ以上は」
五色田にも述べた。
「思い出せないね」
「そうだよな」
「記憶が消されてるとか?」
セッちゃんはふと思った。
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