ドリトル先生と奇麗な薔薇達
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第六幕その六
「やがてね」
「出て来るよね」
「それもかなり」
「そうよね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「努力しないでアイドルが出来るか」
「そんな筈ないわよ」
「歌にダンスにお芝居」
「バラエティだってあるし」
「握手会にサイン会」
「色々お仕事あって」
「それに備えてのレッスンやお勉強があるからね」
だからだというのです。
「もうね」
「それこそだよね」
「毎日とても努力しないとね」
「アイドルはやっていけないわ」
「まさに水面を進む白鳥だよ」
「物凄い努力してるよ」
「そのことをわからないでね」
そうしてというのです。
「好き勝手言ってね」
「自分は努力しない」
「そうした人は駄目だね」
「成長しなくて」
「それまでだね」
「そう、本当にね」
まさにというのです。
「努力しない、否定する人は駄目だよ」
「全くだね」
「何もしないで何になれるか」
「もう言うまでもないよ」
「それこそ」
「その通りだよ、そんなアイドルの人達の曲は」
それはといいますと。
「珠玉の名作も多いんだよ」
「全くだね」
「その通りだよね」
「必死に努力して歌われているから」
「作詞作曲もそうだから」
「名曲も多いよ」
「昭和の頃からね」
日本でアイドルが生まれた時代です。
「名曲が多いよ」
「昭和、平成、令和と」
「実に多いよね」
「アイドルの曲が」
「そうだよね」
「その曲達を聴いていると」
そうすると、というのです。
「幸せになれるよ」
「僕達もだよ」
「日本のアイドルの曲も素敵だよ」
「とてもね」
「聴きがいがあるわ」
「素敵な文化だよ、しかし日本語は難しいから」
先生はこのことは苦笑いで言いました。
「歌もね」
「慣れるまで大変だよね」
「他の国の歌と違って」
「どうにもね」
「難しいよね」
「それがね」
このことがというのです。
「どうしてもだよ」
「問題だよね」
「日本の歌全体が」
「日本で生まれたらわからないけれど」
「日本語の難しさは別格だからね」
「僕は色々な言語を知っていて」
それでもとです、先生は言いました。
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