夢幻水滸伝
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第三百五十八話 迅速な集結その九
「そうしますね、そして自分勝手な理由で嘘も吐きますね」
「そのことでも責任自覚せんしな」
「普通の仕事が出来るか」
「それこそ誰でも出来る様なもんでもな」
「出来へんですね」
「それで白痴と言うたんや、もしくは自分が言う通りな」
トウェインは難しい顔で話した、そうした輩はこの世界でも起きた世界でもごく稀でも何処でもいると強く思いつつ。
「禁治産者やな」
「そう言ってええですね」
「そや、それでや」
「そうした輩はそうやとわかったら」
「やらかしてな」
「その時点でクビですね」
「軍律違反やと厳罰に処してな」
そのうえでというのだ。
「そうする、無能な働き者やない」
「そうした輩は」
「屑や、無能な働き者は向いてる仕事やと有能な働き者になるが」
「屑は屑ですね」
「それで屑は排除するしかない」
他に処置はないというのだ。
「そやからな」
「そうしますね」
「そや、そして売国奴もな」
「結局は同じですね」
今度はガーランドが応えた。
「そうした白痴と」
「そや、もう放っておくとな」
「工作員なので」
「獅子身中の虫やからな」
だからだというのだ。
「見付け次第即刻や」
「処罰ですね」
「そうする、これも何処でもおるな」
「この世界でも」
「買収されたりよからぬ思惑でなる」
「祖国に悪意を持っていたりですね」
「そんな奴も実在してな」
そうであってというのだ。
「それでや」
「軍事機密も流します」
「そうするさかいな」
「要注意ですね」
「機密それも重要なもんはな」
そう言っていいものはというのだ。
「信頼出来るモンにだけや」
「教えて管理してもらいますね」
「そうする、高官でもな」
「信頼出来へんなら」
「教えん」
重要な機密をというのだ。
「それも国防や」
「その一環ですね」
「まさにな、工作員やと無闇に疑うのは論外やが」
「存在を否定することも愚ですね」
「まさにな、わい等もそうしたことしてるしな」
「他勢力に」
「どの勢力でもな」
それこそというのだ。
「やってるわ」
「メルヴィルさん達にしても」
「当然やな」
「そやからですね」
「軍事機密はや」
「漏らさへん様にですね」
「注意する」
絶対にと言うのだった。
「そうしてくで」
「この決戦でも」
「そうするで」
こう言ってだった。
トウェインは決戦の準備を進めつつそのうえで軍事機密も守っていた、幸いにしてそれは漏れていなかったが。
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