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夢幻水滸伝

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第三百五十八話 迅速な集結その七

「取材等はどうしますか」
「それはええ、報道はな」
「してもらいますね」
「宣伝になるさかいな」
「我が軍のことについて」
「それはええ、ただな」 
 それでもというのだ。
「機密はな」
「漏らさへんことですね」
「そや」
 まさにというのだ。
「そうしてくで」
「それでは」
「それで一番工作員出してきてるのどの勢力や」
「中南米です」
 オコナーはそちらだと話した。
「アレンカールさんの方の」
「あいつのとこか」
「はい」
「やっぱりそうか」
 トウェインはその話を聞いて述べた。
「そうやと思ったが」
「このお話を聞いて」
「やっぱりやってな」
 その様にというのだ。
「思ったわ」
「そうですか」
「あいつは今中南米の統一を進めていてな」
「順調ですね」
「今後アメリカとどないしてくか」
「そのことを考えていますね」
「そうした状況やさかいな」 
 だからだというのだ。
「わい等もメルヴィル達もな」
「よく調べていますか」
「付き合うにしてもどんな奴か知らんと付き合えへんやろ」
「はい、人でも国でも」
「若し碌でもない奴や国やとな」
「付き合えへんですね」
「そやからな」 
 だからだというのだ。
「ほんなま」
「まずは知ることですね」
「そやから工作員もや」
「送ってきていますね」
「わい等もやってるしな」
 工作員を送ることはというのだ。
「もうそれはな」
「お互い様ですね」
「そや、しかしな」
 それでもというのだ。
「軍事機密は見せへん」
「それは絶対ですね」
 ミッチェルが言ってきた。
「やはり」
「そや、ほんまな」
「そうしていきますね」
「そんなもん見せる奴はおらん」
「何処にも」
「おるとしたらな」
 それはというと。
「相当なアホか国を売る奴や」
「どちらかですね」
「どっちも放っておけん」
「見付け次第処罰しますね」
「そこまでのアホはもうな」
 他勢力に軍事機密を教える様な輩はというのだ。
「どうにもならん」
「付ける薬はないですね」
「もう何をしても何処に置いてもや」
「害にしかならへんですね」
「白痴と同様や」
 それこそというのだ。 
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