夢幻水滸伝

「その場合は配置換えをするが」
「そうやないとですね」
「後で話してな」
「以後ない様にしますね」
「そうする、その場で怒鳴るよりな」
「カバーすることですね」
「ミスはな、そうしてな」
　そのうえでというのだ。
「トウェイン達と戦うで」
「そうしますね」
「大きな戦になる」
　メルヴィルはここで頭上を見上げた、するとそこには何百もの戦闘機それに爆撃機が展開していた、彼等は次々とそれぞれの空港に向かう。
　その彼等を見上げつつだ、メルヴィルはまた言った。
「航空機も揃ってきた」
「そうですね」
「このままいくとあと少しでな」
「準備が整います」
「そしてや」
「戦も出来ますね」
「その頃にはトウェイン達も準備を終えてる」
　戦う相手である彼等もというのだ。
「そやからな」
「準備が整えば」
「お互いに名乗りを挙げ合ってな」　
　そうしてというのだ。
「正面から堂々とや」
「戦いますね」
「そうするで」
「わかりました」
　ヴォネガットも他の面々も頷いた、そうしてだった。
　東部の者達は決戦の準備を進めていった、それはトウェイン達も同じで決戦の準備を進めていた。その中でだった。
　トウェインは海に続々と来る軍艦達を観てだ、こう言った。
「このままや」
「水軍も集結させて」
「そうしてな」
　エリカに話した。
「それが終わったらな」
「戦闘開始ですね」
「他の軍もな」
　水軍だけでなくというのだ。
「陸軍も空軍もな」
「全て揃えば」
「その時にや」
　まさにというにだ。
「決戦や」
「それに入りますね」
「そしてな」
　そのうえでというのだ。
「メルヴィル達に勝って」
「この世界のアメリカの覇権を握りますね」
「そうするで、まさに四つに組んだな」
　そうしたというのだ。
「激しい戦になるわ」
「そうですね」
「そやからな」
　だからだというのだ。
「気は抜けん、わい等が準備を終えたら」
「その時はですね」
「相手もな」
　即ちメルヴィル達もというのだ。
「整えていてな」
「先手は打てへんですね」
「おそらくな、しかしな」
　それでもというのだ。
「戦はや」
「勝ちますね」
「わい等の力でな」
「勝ち取りますね」
「そうする、そしてな」
　そのうえでというのだ。