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夢幻水滸伝

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第三百五十七話 東部の動きその二

「ただ優れた統治をしてるだけやなくてな」
「統治システムの整備もですね」
「しっかりとな」
「整備していて」
「万全に動いてる」
「そうしていますね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「あいつを見てるとな」
「感嘆しますね」
「そうなってるわ」
 実際にとだ、メルヴィルはルイスに話した。
「統治についてはな」
「やはりあの人はちゃいますね」
「起きた世界でも頭がええが」
「学業も優秀で」
「こっちの世界でもな」
「頭がええですね」
「そしてわかってる、もう内政はな」 
 こちらはというと。
「あいつや」
「それに治安、教育、経済、産業、建設、通産、厚生とですね」
「内政に一纏めに出来るもんはな」
「あの人の右に出る人はいませんね」
「星のモンでな」
「そしてこの世界でも」
「凄いわ、それでや」
 そうした者だからだというのだ。
「何時かあいつが仲間になったら」
「その時はですね」
「是非な」
「統治システムを整えてもらって」
「宰相としてな」
 その立場でというのだ。
「頑張ってもらうわ」
「そうしてもらいますね」
「そや、しかしわし等もな」 
 自分達もとだ、メルヴィルは話した。
「しっかりとな」
「統治システムは整えてきました」
 ギンズバーグが答えた。
「全力で」
「わし等なりにな」
「流石に太宰さんのそれ程やなくても」
「充分以上に動けてるな」
「そやからな」 
 だからだというのだ。
「ここはな」
「そのシステムでや」
「戦の間はですね」
「勢力に動いてもらう」
「そうしますね」
「そしてな」
 メルヴィルはさらに話した。
「わし等はな」
「これよりですね」
「存分にや」
「戦いますね」
「戦の準備が整ったらな」
 その時はというのだ。
「西部の連中倒すで」
「わかりました」
「それで輸送ですが」 
 ギンズバーグが頷いた入れ替わりにホーソーンが言ってきた。
「使えるもんは全部使ってですが」
「それでやってるな」
「決戦の場所はポートアーサーですね」
「テキサスのな」
「海沿いですさかい」 
 その場所にあるからだというのだ。
「そやからです」
「船を使ってるな」
「最大限に」 
 まさにというのだ。 
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