博士の挑戦状
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第百六十三話
第百六十三話 褌もあるが
カーミラは着物を着た日入浴の為に服を脱いでその入浴を楽しんでから下着を着けて浴衣も着てからこんなことを言った。
「今も着ている服は着物だけれど」
「浴衣ですね」
「日本の着物の一種ですね」
「それを着られていますね」
「部屋着だから」
それでと使い魔達に話した。
「下着の線が出てもいいけれど」
「我等が見てもですね」
「構いませんね」
「気心が知れているからね」
使い魔達だからだというのだ。
「いいわ、ただ本来の日本の下着のね」
「まさか褌ですか」
「あの下着ですか」
「あの下着は女性でも」
「ええ、調べたら」
カーミラは使い魔達にこのことも話した。
「女性もね」
「下着は褌だったのですか」
「着けていないと思っていましたが」
「そうだったのですか」
「湯文字や襦袢といったものもあったけれど」
そうした下着もあったというのだ。
「腰巻みたいなもので」
「今の下着の様なものは」
「褌ですか」
「あの下着になったのですか」
「それで女の人もね」
性別に関係なくというのだ。
「褌を着けていたのよ」
「そうでしたか」
「それは知りませんでした」
「女性の方も褌だったとは」
「驚きです」
「ええ、けれどね」
ここでカーミラはこうも言った。
「私としてはね」
「褌は、ですね」
「着けられませんね」
「そうされますね」
「趣味じゃないから」
だからだというのだ。
「着けないわ」
「そうなのですね」
「では褌は買いません」
「我々も」
「お願いするわ、下着はね」
こちらはというのだ。
「今のね」
「女性用ですね」
「そちらですね」
「そちらに限るわ」
微笑んで言った、そしてその下着の上に浴衣を着て寝るのだった。
第百六十三話 完
2024・5・5
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