スーパー戦隊超決戦
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第二十三話 当たった不安その九
「宇宙も破壊されるぞ」
「そうだね」
ヨドンナがまさにと応えた。
「彼等はね」
「そうだ、宇宙を破壊しようともだ」
「思うしね」
「自分達さえよければだ」
「それでいいね」
「そうした連中だ、だからだ」
「ここはね」
ヨドンナも言った。
「彼等とね」
「戦おう」
「僕も賛成だよ」
「俺の意見に賛成の者は手を挙げてくれ」
ギルはあらためて言った。
「そしてだ」
「そうしてだね」
「反対ならだ」
その場合はというと、
「挙げないでくれ、今裁決を取る」
「ではね」
「諸君、どうだろうか」
まずはギルが手を挙げた、そして誰もがだった。
手を挙げた、ギルはそれを見て言った。
「これでだ」
「決まりだね」
「完全にな」
こうヨドンナに話した。
「そうなった」
「そうだね」
「ではな」
「戦隊とは休戦して」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「まず奴等と戦うか」
「そうすべきだね」
「皆も賛成したしな」
挙手のことも話した。
「ならばな」
「皆で戦おう」
「奴等とな、だが」
ここでギルは自分の顎に左手を当ててこうも言った。
「奴等は戦隊ともだ」
「衝突しますね」
ナリアが応えた。
「確実に」
「そうだな」
「むしろ我々よりもです」
「連中と戦うな」
「そうなるかと」
ナリアは彼に話した。
「むしろ」
「そうなるな」
「はい、元々彼等と戦ってきましたね」
「キングオージャー達とな」
「バスコとやらはゴーカイジャーと戦っていましたね」
「俺達の方にいてな」
ギルはそれでと話した。
「思えば最初から胡散臭かったが」
「そして裏切りましたね」
「そうだった」
まさにというのだ。
「奴等はな」
「そしてプラジアとやらは」
ナリアは今度はドレイクや膜イン、メタルエー達を見つつ話した。
「ゴセイジャーと」
「全くよ、真っ先に殺すべきだったな」
筋ゴグンはナリアの視線を受けて忌々し気に述べた。
「あの時に」
「全くだな」
膜インは相棒のその言葉に頷いて述べた。
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