ハッピークローバー
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第百三十三話 創作ダンスの後でその十
「お醤油だってね」
「そっちもか」
「お味噌もお砂糖も」
「お塩もか」
「もう全部ね」
鳴海にさらに話した。
「大企業のとかね」
「使うか」
「その漫画大企業が工場で作ってる様な」
「そんなのも否定するか」
「そうだけれどね」
そうした主張だがというのだ。
「会社って大きくても小さくても」
「関係なくか」
「自分とこの商品が売れる様にね」
その様にというのだ。
「努力してるから」
「味もか」
「だからね」
「企業の大小関係ないか」
「あれなのよ」
鳴海にどうかという顔で話した。
「大企業イコール資本家で」
「マルクスかよ」
「そう、その考えでね」
「あれか、資本家イコール悪か」
「それで小さな会社はね」
「権力じゃないからか」
「正義でね」
そうした考えでというのだ。
「いいのよ」
「何かやばい漫画だな」
「ハウス栽培のお話農業科行ってる娘にお話したら」
かな恵の友人のだ。
「季節や土壌やお水でね」
「変わるよな」
「栄養価もね」
栽培された農作物のそれはだ。
「変わるわよ」
「農作物も生きてるしな」
「工場製品じゃないからね」
「そうなるよな」
「そういうの頭に入れないで」
そうしてというのだ。
「栄養価が低いから駄目だって」
「言うとか」
「もう農業のことがね」
それこそというのだ。
「全くね」
「わかってないか」
「そう、そしてね」
そう言っていい状況でというのだ。
「もうね」
「最悪なんだな」
「ええ、本当に読んだらね」
そうしたらというのだ。
「馬鹿になる」
「そんな漫画か」
「一から全部ね」
「信じたら駄目か」
「文明嫌いで」
そうであってというのだ。
「科学もね」
「嫌いか」
「もうそういうのとは無縁の」
「読んだら馬鹿になるか」
「最悪の漫画だってね」
「まああれだな」
鳴海はかな恵の話を聞いて言った。
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