スーパー戦隊超決戦
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第二十一話 王達の来訪その十一
「それぞれの組織が手を結んでいてな」
「狙っていますか」
「奴等の目的はわからないが」
ドクターマンの頭脳を手に入れてというのだ。
「しかし悪事に使われると厄介だ」
「有能な敵は何よりも恐ろしい」
ブランエリはそれならと述べた。
「そういうことだな」
「そうだ、だからだ」
桃井はそれ故にと答えた。
「俺達としてはだ」
「ドクターマンを護衛しているな」
「その通りだ」
「事情はわかった、では我々も協力させてもらおう」
「宇宙の為だな」
「うむ、宇宙に危機が及ぶと我々もだ」
「危うくなるな」
「そうなるからな」
それ故にというのだ。
「共に戦おう」
「それではな」
「これから宜しくね。けれどまた大所帯ね」
鬼頭はハスティー以外の面々も見て話した。
「これだけの人達が来るなんてね」
「思わなかったか」
「ええ」
カニスカにその通りだと答えた。
「まさかね」
「そうか、だがこれでもだ」
カニスカは鬼頭に応えて話した。
「最低限の者しか連れて来なかった」
「そうなの」
「我々としてはな」
「そうなのですよ」
ゲロウジームが言ってきた。
「私達は」
「最低限のメンバーでなのね」
「お邪魔しました」
そうだったというのだ。
「地球に」
「そちらとしては」
「そうです、それでなのですが」
ジロウワームはさらに言った。
「これからですか」
「焼肉よ」
鬼頭はゲロウジームにも答えた。
「皆でね」
「わかりました、では私はです」
「食べないの?」
「姿を消します」
「いや、食べられるならね」
鬼頭はゲロウジームにそれならと言った。
「もうね」
「食べることですか」
「遠慮は駄目よ」
「そうだ、遠慮はよくない」
猿原も腕を組んで告げた。
「絶対にな」
「食べられるならですか」
「食べられるものをだ」
「食べることですか」
「私はずっと働いていなくてお金がその分なくてだ」
それでというのだ。
「振りをしていたがな」
「それでもですか」
「食べてはいた」
そうはしていたことを話した。
「だから君もだ」
「食べることですね」
「そうだ」
まさにというのだ。
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