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夢幻水滸伝

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第三百五十三話 中央から八方へその三

「確実にや」
「倒せますか」
「これだけの群れでも」
「それでも」
「そや、オクラホマシチーの軍隊から機関銃や大砲を借りて」
 そうした兵器をというのだ。
「戦うで」
「わかりました」
「ではそうしましょう」
「これより」
「そうして戦うで」
 こう言って実際にだった。 
 ガーランドはオクラホマシチーの軍隊からそうした兵器を借りに戻った、共に退治に出た冒険者達と共に。
 そうして戦になったが。
「どないや」
「はい、術に加えてです」
「機関銃に大砲を使うとです」
「大群も怖くありません」
「どんどん倒せます」
「敵は確かに多い」
 ガーランド自身術を使い攻撃している、その中で仲間達に話した。
「けど密集してるな」
「そうですね」
「本能のまま攻めてきます」
「そうしてきています」
「そや、それでや」
 今はというのだ。
「このままや」
「機関銃や大砲を使い」
「向かってくる敵を倒していきますね」
「そうしますね」
「そうするで、戦は工夫や」
 間合いを取っている、敵の群れに触れされない様にして戦っている。
「そやからな」
「機関銃に大砲ですか」
「その二つを用いて戦うのですね」
「大群が密集しているなら」
「そや、こうして戦うんや」
 十万の大群を相手に戦った、そしてだった。
 モンスター達を倒した、このことに仲間達は驚いた。
「倒せた」
「十万の大群を」
「そうしたぞ」
「嘘みたいだな」
「あれだけの数でも」
「そや、武器や兵器を有効に使えばな」
 ガーランドは仲間達に微笑んで話した、百人程いる彼等に。
「幾ら敵の数が多くてもや」
「倒せますか」
「今の様に」
「そうなのですね」
「そや、こっちの数が少なくてもな」
 それでもというのだ。
「戦える、ただそれは敵が考えてへん場合や」
「その場合ですね」
「その場合は勝てますね」
「数が少なくても工夫次第で」
「今回は機関銃や大砲使ったけどな」
 ガーランドはさらに話した。
「なくてもな」
「戦えますか」
「勝てますか」
「そうなのですか」
「そや、籠城してな」
 そうもしてというのだ。
「城壁の上から戦うのもな」
「いいのですね」
「今回は街の外で戦いましたが」
「そのやり方もありますか」
「そや、まあどうしようもない時もある」 
 ガーランドは笑ってこうも言った。 
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