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夢幻水滸伝

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第三百五十三話 中央から八方へその二

「クエスト受けるには冒険者登録必要やな」
「そうです、すぐに登録してくれますか」
「わかったわ」
 一も二もない返事だった。
「ほなな」
「お願いします」
「そういうことでな」
「モンスターの大群は北の森で発生しまして」
「こっちに来てるんやな」
「そうです」
「ほな登録したら」
 冒険者にとだ、トウェインは答えた。
「すぐにな」
「クエストを受けて下さいますか」
「そうするわ、そしてな」
「退治にですね」
「出るわ」 
 笑顔で答えて早速だった。
 ガーランドは冒険者登録をしてクエストを受けた、そうしてモンスター退治に向かうと目の前にだった。
 凄まじい数のモンスター達が雪崩の様に来ていた、彼はその大軍を観てまずは唸ってこんなことを言った。
「十万は迫力あるな」
「あの、何でそんな冷静なんですか」
「あれだけの数見て」
「どうしてなんですか」
「どうしてって言われてもな」 
 それでもとだ、ガーランドは言葉を返した。
「おらっちはこうした性格やし戦い方がるし」
「あるんですか」
「あの大群に対して」
「それは一体」
「術使うで」
 仲間の冒険者達に落ち着いた声で話した。
「敵の数が多いさかいもう地震とか起こしてな」
「高位の術を使われますか」
「そうして戦われますか」
「そうされるのですね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「敵は幸い密集してるし」
「まとめて倒しますか」
「そうしますか」
「モンスター達を」
「そや、術使えるもんはそうしてな」
 術を用いてといいうのだ。
「まとめて倒す、あと銃や弓矢で陣を敷いて攻撃するが機関銃や」
「機関銃ですか」
「あの武器を使いますか」
「そうするのですか」
「もうオクラホマシチーにあるだけな」
 それだけの期間銃をというのだ。
「使う、それで砲撃や空爆もな」
「行うのですか」
「ここは」
「警察も軍隊も総動員してな」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「戦いますか」
「十万のモンスター達に対して」
「そうしますか」
「そうするで、数は確かに多いけどな」  
 モンスター達のそれはというのだ。
「けれどな」
「倒せますか」
「この数でも」
「そうですか」
「そや、諦めるんやなくてな」
 そうでなくというのだ。 
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