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夢幻水滸伝

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第三百五十一話 ソーサラーとしてその八

「そうするわ」
「わかりました、それでは」
「ええ、まずは勢力圏周辺の街や村に使者を送って」
「降る様に言いますね」
「それで降ればよしで」
「降らないとですね」
「攻めるけれどまずは土台作りね」
 これが大事だというのだ。
「勢力を統治して」
「治安、インフラ、産業をですか」
「ある程度整えてね」
 そうしてというのだ。
「軍隊もよ」
「整えますか」
「一定の数と装備を揃えるまでは」
 それまではというのだ。
「戦はしません、あと軍律もです」 
「しっかりとですか」
「整えます」
「デリーロ様は法整備も整えておられますね」
「さもないと」 
 そうしなければというのだ。
「どれだけ勢力が豊かになっても」
「駄目ですね」
「ほんま法があってこそ」
 まさにというのだ。
「この世は動き秩序が出来て」
「良識ある人が幸せになれますね」
「悪人は裁かれて」
 そうなってというのだ。
「そうなりますさかい」
「法も整えますね」
「軍隊も同じです」 
 こちらもというのだ。
「そうします、そのうえで」
「確かな軍隊にして」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「ある程度整ってから」
「軍事行動に移りますか」
「軍が整ってへんで戦っても」
「弱くですね」
「まともに戦えへんで」
 そうであってというのだ。
「損害が大きいか負けます」
「そうなるので」
「今はです」
「戦わないのですね」
「はい」
 そうするというのだ。
「今は」
「そうですか」
「ただ勢力圏の獣やモンスターは退治して」
 そうしてというのだ。
「賊もです」
「倒しますか」
「山賊やハイウェイマンをそうして」
 それと共にというのだ。
「街や村のギャングやマフィアもです」
「倒しますか」
「そうします」 
 こう言うのだった。
「軍隊を整っていなくても」
「それでもですね」
「治安の向上は最優先課題の一つです」
「それで、ですね」
「軍隊に警察を用い」
「治安を回復させますね」
「そうします」 
 まさにというのだ。
「あたしは」
「そうですか、装備や数が揃っていなくても」
「何とかします、あたしも出て」
「賊やモンスターと戦われますか」
「はい」
 まさにというのだ。 
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