金木犀の許嫁
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第二十一話 里帰りの準備その六
「避けることよ、自分の会社の社員さんを消耗品扱いするなら」
「取引先も同じですね」
「そして商品があってもね」
「同じですね」
「そういうのって全部に出るから」
ブラック企業はというのだ。
「人にそうした考えなら」
「全部が駄目ですね」
「北朝鮮なんかそうでしょ」
今度はこの国を例えに出して話した。
「あそこ将軍様以外の人は何かっていうと」
「まさにゴミですね」
「代わりは幾らでもいるっていう感じでね」
「滅茶苦茶に扱ってますね」
「餓死してもいい位にね」
その様にというのだ。
「酷いでしょ」
「そうですね、あそこは」
「それでね」
「あの国を見てもわかりますね」
「やってることも酷くて」
北朝鮮はというのだ。
「造るものもね」
「何があるかっていう位ですね」
「ポンコツで有名でしょ」
「はい、あそこは」
「あそこはまさにブラックでね」
そうした国であってというのだ。
「企業として言ったら」
「ブラック企業ですね」
「その最たるものだから」
だからだというのだ。
「いいサンプルよ」
「ブラック企業のやること造るものはですね」
「あの国みたいにね」
それこそというのだ。
「碌でもないね」
「そうした国ですね」
「そうよ」
「だからね」
それでというのだ。
「ブラック企業のサンプルとしてもね」
「考えるといいですね」
「見てね」
そのうえでというのだ。
「ああした風な会社はね」
「潰れますね」
「今お話してる通りにね」
「そうですね」
「だからそうした会社に入っても」
「逃げることですね」
「そんな会社にいてもって思うの、見極めもね」
それもというのだ。
「大事よ、ただね」
「ただ?」
「辞めてもすぐにね」
「他の会社に行くことですね」
「若しくは次の就職先決まってから」
それからというのだ。
「辞めてもね」
「いいですね」
「そしてどんなとこでも完全じゃないから」
「不平不満はありますね」
「多少の不平不満は我慢して」
そいうしてというのだ。
「やっていってね」
「我慢も必要ですね」
「おかしいかどぷかの見極めも難しいけれど」
それもというのだ。
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