博士の挑戦状
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第百四十九話
第百四十九話 ブルマ反対
美奈子は華奈子に静かだが断固たる口調で言った。
「私ブルマは何があっても穿かないから」
「今ないけれど」
「若しあっても」
そうであってもというのだ。
「絶対に穿かないわ」
「あたしもそうだけれど」
「私程じゃないわね」
「何かね」
華奈子は美奈子が出してくれた牛乳を受け取りそれを飲みつつ言った、見れば美奈子も牛乳を飲んでいる。
「美奈子の拒否凄くない?」
「自覚しているわ」
美奈子も否定しなかった。
「何があってもね」
「穿かないっていうのね」
「ええ、何であんなのがあったのか」
それがというのだ。
「本当にわからないわ」
「何であんなデザインか」
華奈子は難しい顔になって応えた。
「あたしも訳がわからないわ」
「殆ど下着ね」
「それでね」
そうであってというのだ。
「動いたらすぐに下着が出る」
「本物のね」
「そんな恥ずかしいものが」
美奈子はこうまで言った。
「あったのが」
「わからないわね」
「あんなの穿いたら」
華奈子にさらに話した。
「恥ずかしいし変な目で見られるし」
「それも嫌よね」
「水着でも気になるのに」
学校のプールの授業の時にだ。
「いつもああだと」
「最悪ね」
「だから」
そうなるからだというのだ。
「本当に」
「ブルマなくてよかったわね」
「本当にそう思うわ、それであったら」
その時はというのだ。
「穿かないわ」
「絶対に」
「半ズボンでいいじゃない」
「それかスパッツね」
「どちらかで」
あくまでこう言う美奈子だった、そうしてだった。
牛乳のおかわりを入れた、そしてまた牛乳を飲むのだった。
第百四十九話 完
2024・3・15
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