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夢幻水滸伝

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第三百五十話 西部統一その十二

「わい等の決裁を待ってる」
「サインせんと政は動きません」
「逆に言えばサイン出来たらな」
「ええですね」
「そっちはな、しかしな」
「お仕事は他にもあります」
「会議とかな、政策を考え決めるのも視察もな」
 そういったものもというのだ。
「政でな」
「そういったことを万全にする為には」
「そや、二日酔いはな」
「ない方がええですね」
「そや、あとな」
 こうもだ、トウェインはガーランドに話した。
「お風呂の後もしっかりとな」
「水分補給は、ですね」
「してな」 
 そうしてというのだ。
「体調は万全にや」
「そうすべきですね」
「そや、ほな今は飲んで食ってや」 
 トウェインはさらに言った。
「話を聞きたいわ」
「話といいますと」
「自分等のことや」
 ガーランドだけでなくデリーロそれにオコナーを見て言った、言いながら赤ワインを美味そうに飲んだ。
「これまでどないしてたかな」
「こっちの世界に来てからですね」
 デリーロが応えた。
「あたし達がどないしてたか」
「そのことをな」 
 まさにというのだ。
「知りたいわ」
「そうですか」
「それでや」
「これからですね」
「お話を聞きたいわ」
 こう言うのだった。
「是非な」
「わかりました」
 デリーロは一言で答えた。
「ほな今からです」
「お話してくれるか」
「そうさせてもらいます」 
 ハンバーガーを食べつつ応えた。
「あたしも」
「ほなです」
 ガーランドも言って来た。
「お話させてもらいます」
「大したお話やないかも知れませんが」
 オコナーも続いた。
「お話させてもらいます」
「ほなな」
「おもろないと思っても」
 デリーロはそれでもと応えた。
「お話させてもらいます」
「いやいや、こうした話はや」
 トウェインは笑顔で応えた。
「絶対にや」
「おもろいっていいますか」
「こっちの世界での人生やろ」
 トウェインは今度はチーズを食べた、そのチーズを食べながらそのうえでワインも楽しみつつ話した。
「人生でおもろないもんなんてな」
「ないですか」
「真面目に生きてたらな」
 こうオコナーに答えた。
「それやとな」
「おもろいですか」
「そや」
 まさにというのだ。 
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