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夢幻水滸伝

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第三百五十話 西部統一その十一

「まずはな」
「お酒を抜くことですね」
「徹底的にな、自分等も経験あるやろ」
「何度も」
 オコナーは即座に答えた、他の面々も頷いている。
「あります」
「起きた世界でもやな」
「そしてこちらの世界でも」
「特にこちらの世界やとな」
「はい、しょっちゅう飲みますし」
「それでな」
「二日酔いもです」
「しょっちゅうやな」
「はい」
 まさにと答えた。
「そうなってます」
「起きた世界でもわい等はな」
「通っている学園のある街が十五歳から飲めて」
 町の条例でそうなっているのだ。
「寮にもです」
「それも男女共にな」
「しょっちゅう大量に差し入れが来て」
「お酒もな」
「お風呂に使えるのかという位に」
 そこまでというのだ。
「来ますね」
「それでよお飲んでるしな」
「おつまみも差し入れされますし」
「自宅生も状況は変わらへんでな」
「兎に角皆飲みますね」
「煙草はあかんが」
 星の者達の中にも喫煙者は一人もいない。
「しかしな」
「お酒はええですね」
「適量やとな」
 ただし星の者はほぼ全員が大酒飲みと言っていい、兎角飲むとなればとことんまで飲む面子が揃っている。
「ええしな」
「それで飲んで」
「二日酔いになるな」
「よく」
「それでや、二日酔いになるとな」
「どうしてもお仕事に影響が出ます」
 ガーランドも言ってきた。
「やっぱり」
「そやろ、それでや」
「明日の朝はですね」
「二日酔いになったらな」
 その時はというのだ。
「お風呂や」
「トレーニングの後で」
「それで汗かいて」
「お水も飲んで」
「そしてな」 
 そのうえでというのだ。
「あらためてな」
「お風呂に入り」
「完全にすっきりしてな」
 そうなりというのだ。
「それでや」
「お仕事ですね」
「お仕事は待ってくれん」
 トウェインはこの現実も話した。
「統一を祝うパーティーをしてもな」
「翌朝からですね」
「もう書類が待っててな」
 政のそれがというのだ。 
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