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スーパー戦隊超決戦

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第十六話 発見その十三

「若しその者と対したならな」
「その時はか」
「注意することだ」
 こう言うのだった。
「悪意の塊だからな」
「本当に嫌だね」
 ショウもこう言った。
「僕ちんにしても」
「悪意しかない相手はだな」
「うん、野心はいいんだよ」
 それはというのだ。
「そして貴方みたいなのもだよ」
「人間を否定してもか」
「まだましなんだよ」
「そうなのか」
「うん、悪意の塊みたいな奴はね」
 それこそというのだ。
「何よりもだよ」
「厄介か」
「そう思うよ、しかし彼等は復活するかな」
「神がそうさせるか、か」
「どうかな」
「ダグデドは自分で復活出来る」
 ドクターマンは厳然とした事実を指摘した。
「どうやらな」
「えっ、そうなのかい」
「倒された様だが」
 そうであるがというのだ。
「そのことを考えるとな」
「蘇ってきてなんだ」
「また何かするかも知れない」
「それは厄介だね」
「そんな奴が出て来なかったらいいな」
 ガルは心から思って言った。
「本当にな」
「全くです」 
 ラプターはガルのその言葉に頷いた。
「ジャークマターよりもです」
「遥かにやばいな」
「出て来たなら」
「全くだな」
「私もそう思います、そしてです」
「そして?」
「若しも彼等が復活して」
 そうしてというのだ。
「ドクターマンさんを利用しようとしますと」
「だから言うが私はもう何もない」
 ドクターマンはラプターにこう返した。
「一切な」
「いえ、貴方にそのつもりはなくとも」
「何が出来る、まさか」
「はい、心当たりがありますね」
「先程大教授ビアスの名前を出したな」
「彼が何かしたのですね」
「千点頭脳を集めていた」
 このことを言うのだった。
「簡単に言うと優れた頭脳だ」
「その頭脳の持ち主を集めていたのですか」
「もっと言えばだ」
 ドクターマンはさらに話した。
「その者達の頭脳だけをな」
「またとんでもないことをしていたな」
 鳳はドクターマンのその話を聞いて即座に顔を顰めさせた、そのうえでこんなことを言ったのだった。
「脳だけ取り出してたんだな」
「その者からな」
 ドクターマンはまさにと答えた。
「そうして集めていた」
「身体も命もいらなかったんだな」
「彼にとってはな」
「本当にとんでもないな」
「私もそうなるのか」
「ああ、そうした外道は平気でな」
 ダグデドの性格を今聞いた限りで分析して話した。 
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