| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

おぢばにおかえり

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十一話 大教会でも一緒その六

「お姉ちゃん上手ね」
「そう?」
 私は自覚がないので少し苦笑いで応えました。
「別にね」
「ううん、凄く上手よ」
 小学校低学年位の娘でしたがこう言うのでした。
「本当にね」
「そうだといいけれどね」
「どうしたらそんなに出来るの?」
「やっぱりずっとやってるとね」
 寮にいても実家とかでしています。
「慣れるのよ」
「そうなの」
「お手伝いとかしていたらね」
 お家のお仕事のです。
「それでね」
「私も上手になるの?」
「絶対になるわよ」
 今度はにこりと笑って言えました。
「そうしていたらね」

「やっていったらいいの」
「最初は誰でも出来ないのよ」
 女の子に出来る限り優しくお話する様に心掛けてお話しました。
「どんなことでもね」
「お料理でもなの」
「そう、けれどね」
「何度もやっているとなの」
「そう、出来る様になるの」
 こうお話しました。
「だからね」
「私もなのね」
「そう、何度もね」
 それこそとも言いました。
「やっていったらいいの」
「お料理はそうなの」
「それで他のこともよ」
 私の経験からもお話しました。
「やっていくとね」
「出来るのね」
「だから最初は全然駄目でも」
 私もこうしたことがどれだけあったか。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧