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スーパー戦隊超決戦

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第十六話 発見その三

「ルパンレンジャーまで来てくれるなんて」
「いや、それはね」
 その陽川に明神が横から突っ込みを入れた。
「違うでしょ」
「えっ、何でそう言うんですか?」
「あれでしょ」
「いや、初美花さんがおられるからじゃないですよ」
「自分で言ってどうする」
「違いますよ」
「あの、私はいいとしてね」
 他ならぬ早見も陽川に言った。
「周りが言うわよ」
「それはその」
「全く。嘘吐けないから」
「それがいいにしてもだ」 
 また明神が言ってきた。
「隠す努力位はしろ」
「してますよ」
「言うこと自体が駄目だ」
「努力していないですか、僕」
「まだ結果が出ていない」
「そうですか」
「何はともあれ探すことだ」 
 宵町は冷静に述べた。
「ドクターマンをな」
「そう、まあ陽川君と初見ちゃんはいいよ」 
 高尾は宵町に二人を温かい目で見つつ応えた。
「見ていて微笑ましいしね」
「それはな」
 陽川も否定しなかった。
「そうだが」
「それでもだね」
「優先順位を考えるとだ」
「やっぱり彼のことだよ」
「ドクターマンのことだ」
「その通りだ、まだこの近くにいるかも知れない」
 明神は真面目な声で応えた。
「だからだ」
「皆でこの辺りを探そうね」
「パトレンジャーとルパンレンジャーでな」
「そうしようね」
「いいか、二人一組になってだ」
 朝加は真面目な顔で言った。
「探すぞ」
「僕はどうなるのかな」
「俺が一緒だ」
 東雲が来てだった、高尾に横から言った。
「宜しくな」
「ああ、それでだね」
「構わないか」
「いてくれて何よりだよ」
 高尾は東雲に笑顔で応えた。
「それじゃあね」
「一緒に探そう、だが俺はな」 
 東雲は高尾に残念そうにこうも話した。
「戦うことはな」
「変身はだね」
「出来ないからな」
「けれど銃が使えるから」  
 それでというのだ。
「その時は僕がメインで戦うよ」
「それで俺はフォロー役だな」
「そうして頼むよ」
「それならな」
「あの、それで僕は」
 陽川は朝加に心配そうに尋ねた。
「誰とバディになるんでしょうか」
「もう言うまでもないだろ」
 朝加はその陽川に苦笑いで応えた。 
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