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夢幻水滸伝

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第三百四十九話 迅速な攻略その一

                第三百四十九話  迅速な攻略
 パレステインはテキサス州の都市の一つでありトウェインはこの街に降伏を促す使者を送った、だが街は降伏せず。
「これからや」
「あの街を攻めますね」
「これより」
「そうしますね」
「そうするで」
 トウェインは自身が率いる将兵達に言った。
「そしてな」
「あの街を攻略し」
「そうして降しますね」
「武力で以て」
「あの街も敵のゲリラの拠点になってる」
 トウェインはこのことも話した。
「それやとな」
「尚更ですね」
「攻めねばなりませんね」
「我々の勢力にせねば」
「そや、それでや」
 その為にというのだ。
「攻めるで」
「わかりました」
「ではあの街に軍を送りましょう」
「そうしましょう」
「十万送る、わいも行く」
 トウェインは自分もと言った。
「そうするで」
「わかりました、ではです」
「我等は我等のすべきことをしていきます」
「そうして戦います」
「ああ、そうしてもらうで」
 トウェインは将兵達に応えた、そしてだった。
 彼は十万の兵を率いてパレスタインに向かった、するとすぐに城壁に砲撃と爆撃を行わせてだった。 
 自身もグリフォンに乗り空からミョッルニルを放って城門を破壊するとだった。
 敵の市庁舎の上に来てだ、眼下にいる市長達に告げた。
「これ以上戦うなら軍が市街地に入るで」
「そして市街戦となりますか」
「そや、民間人は攻撃せんが」
 ンヤダクの中年女の市長に告げた。
「街はダメージを受ける」
「市街戦が行われるだけで」
「そうなる、しかしここで降るとな」
「もうですね」
「戦は終わりや、自分等もそのままや」
 市長達もというのだ。
「市の政にあたってもらう、民もな」
「このままですね」
「暮らしてもらう、敵軍も降れば」 
 そこに軍の指揮官、スコーンの男がいるので彼にも言った。
「今は捕虜収容所に入ってもらうが」
「身の安全はですか」
「保証する、さあどないする」
「降伏か戦か」
「どっちや」
「こうなっては」
 市長が応えた。
「城壁も城門も破壊されたので」
「それならやな」
「最早戦おうとも」
「守りがなくてな」
「市街戦になります、それは避けたいです」 
 絶対にと言うのだった。
「やっぱり」
「そやな、ほなな」
「降ります」 
 市長は答えた、そして指揮官も項垂れつつ首を縦に振った。
 こうして街が陥落した、トウェインは即座に街の全将兵だけでなくゲリラ戦に出ている将兵若し機関の命令を伝えさせてだった。 
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