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オズのエマおばさん

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第六幕その二

「山のね」
「ああ、山羊もあるんだ」
「そうよ、勿論鹿や猪のお肉もあるから」
「昨日食べた」
「そうしたお肉もあるから」
 だからだというのです。
「そちらもね」
「楽しめばいいね」
「そうよ」 
 こうも言うのでした。
「だから楽しみにしておいてね」
「そうさせてもらうね」
 臆病ライオンも笑顔で応えました、腹ペコタイガーと同じものを食べつつそうしました。
「それじゃあね」
「いやあ、今日のお昼もご馳走になりそうだね」
 モジャボロはスープ、中国のといだ卵や細かく刻んだお野菜や茸が入っているスープを飲みつつ言いました。
「そんなバーベキューなんて」
「そうでしょ、実際にね」
「ご馳走になるんだね」
「そうよ」
 ドロシーは笑顔で応えました。
「だから楽しみにしておいてね」
「山登りを楽しんでだね」
「そして公園で遊んでね」
「お昼はバーベキューだね」
「それを頂くのよ」
「山登りはいい運動だよ」
 教授は韮餅をお箸で食べつつ笑顔で言いました。
「よく歩けて景色もだよ」
「楽しめるからね」
「非常にだよ」 
 この言葉を加えて言いました。
「いい運動だよ」
「そうでしょ、身体を動かしてね」
「そのうえでだね」
「山の景色もよ」 
 こちらもというのです。
「楽しむのよ」
「まことにいいことだよ、森林浴にもなるしね」
「森林浴ね」
「これもまたいいことだよ」
 山登りにはというのです。
「緑の中にいることもね」
「いいものね」
「そう、木々の間から差し込める優しいお日様の光を浴びて」
「森の空気に包まれて」
「それがまたいいんだよ」
「健康的よね」
「うん、森林浴もいいよね」
 モジャボロの弟さんは鶏の唐揚げを食べつつ頷きました。
「本当に」
「そうよね」
「うん、僕もだよ」
「好きなのね、森林浴」
「そうなんだ、幸いオズの国は森が多いね」
「あちこちに森があるわね」
「川や湖も多いけれどね」
 それと共にというのです。
「森、林も多いから」
「だからよね」
「そうした場所に行って」
 そうしてというのです。
「その中の景色を楽しんで」
「そしてね」
「森林浴も楽しむ」
「それがいいね」
「ええ、勿論森林浴もね」
 山登りではというのです。 
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