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夢幻水滸伝

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第三百四十八話 オクラホマ州掌握その十六

「それ以上にな」
「テキサス州の諸都市の攻略を進めるのですね」
「そや、そうしてこな」
「わかりました」
「ゲリラ戦術には警護をより厳重にしてあたるで」
 トウェインは仲間達に告げた。
「そしてや」
「テキサス州の諸都市の攻略ですね」
 ミッチェルが応えた。
「それを進めていきますね」
「迅速にな、数と装備それにや」
 トウェインはミッチェルに応えて言った。
「わい等も攻めてな」
「攻略していきますね」
「ゲリラ戦術も無敵やない」
 強い声でだ、トウェインはこの言葉を出した。
「どんな戦術も絶対に弱点がある」
「ゲリラ戦術は拠点が必要ですね」
「その拠点が何処かを把握して」
「拠点を攻略する」
「そうしたら人もものもなくなってな」
「戦えなくなりますね」
「徒手空拳では何も出来ん」
 こうもだ、トウェインは言った。
「そやからな」
「テキサス州の諸都市の攻略ですね」
「勿論村も掌握するで、勿論使者を送って降伏を促すけど」 
 そうするがというのだ。
「ゲリラ戦術は長引かさせると精神的に参る」
「常に何処から攻撃されるかわからへんので」
「戦力も奪われるけどな」
 それと共にというのだ。
「精神的にや」
「参るので」
「それでや」
「テキサス州の街や村を攻めていきますね」
「一回の降伏勧告で従わへんと」
 それならというのだ。
「攻めてな」
「降しますね」
「普段は何回か送ってるけどな」
 攻める前にというのだ。
「そうしてるけどな」
「今回は、ですね」
「一回や、一回で降らへんと」
 それならというのだ。
「攻めてな」
「降しますね」
「そうするで、長引かせん為にな」
 戦今の戦では敵のゲリラ戦術をというのだ。
「迅速に進める、速攻や」
「わかりました、ほな攻めていきましょう」
 ミッチェルは是非にと応え他の仲間達も頷いた。そうしてテキサス州の街や村を迅速に攻略していくことにしたのだった。


第三百四十八話   完


                   2024・4・1 
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