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オズのエマおばさん

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第四幕その二

「私が別の任務でいない時もです」
「他の人がよね」
「別のヘリコプターを操縦してです」 
 そうしてというのです。
「来ますので」
「そのことは安心していいわね」
「はい」
 そうだというのです。
「全く心配はいりません」
「それじゃあね」
「ではまた」
「ええ、機会があったらね」
「宜しくお願いします」
 ドロシーに笑顔で敬礼をしてです。
 ヘリコプターに戻りました、ヘリコプターはまた空に舞い上がりそのままカドリングの都の方に行きました。
 そのヘリコプターを見送ってです、ドロシーは一緒に見送った皆に言いました。
「それじゃあ今からね」
「ええ、街に入って」
「そうしてだね」
「まずはお昼ご飯を食べましょう」
 エマおばさんとヘンリーおじさんに答えました。
「そうしましょう」
「わかったわ」
「まずはお昼だね」
「そしてね」 
 そのうえでというのです。
「食べ終わってからホテルよ」
「そうなるわね」
「本当にまずは食べてからだな」
「皆お腹が空いて仕方ないでしょ」
 だからだというのです。
「まずはね」
「食べることね」
「お昼ご飯を」
「もうお店は決めているから」
 お昼ご飯を食べるそちらのというのです。
「そこに行きましょう」
「さて、どんなお店か」
「楽しみだね」 
 モジャボロも弟さんもうきうきとしている感じです。
「ドロシーの行くお店だし」
「絶対にいいお店だね」
「実は一度行ってね」
 そうしてとです、ドロシーはモジャボロと弟さんに答えました。
「凄くよかったから」
「それでだね」
「まずはそのお店に行くんだね」
「そうするわ」
「ああ、あのお店だね」
 トトもここで言いました。
「思い出したよ」
「そうよね」
「僕は何時でもドロシーと一緒だからね」
「私が行くお店にもね」
「いつも一緒だからね」
 そうだからだというのです。
「それでだよ」
「あのお店も知っているわね」
「思い出したよ」
 そうしたというのです。
「本当にね」
「それじゃあね」
「行きましょう」
 こうお話してでした。
 皆で街に入りました、まずは門番の兵隊さん達に笑顔で挨拶をしてです。
 街の中に入ります、その中はといいますと。
「ほお、これは」
「奇麗でしょ」
「うん、道は整っていて」
 教授は街の中を見回しつつドロシーに答えました。 
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