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おぢばにおかえり

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第八十話 教会の仕組みその二十五

「いざという時報いを受けるし」
「誰も助けないですね」
「新一君は随分悪い人を見てきたみたいだから」
「わかります、誰が助けるかです」
「そうでしょ」
「そんな奴何人も知ってます」
「そうした人を見てそして」
 そのうえで、です。
「そうした人を見るより」
「いい人を見ることですよね」
「新一君だとおお二人の大叔母さんね」
 何と言ってもです。
「それに仰木さんの布教所におられるなら」
「仰木さんをですね」
「見ていってね、あの人のことは」
 私もです。
「よく聞いてるしお世話にもなっているから」
「だからですね」
「本当によくね」
 こう言いました。
「そうしてもらっているから」
「あの人にお世話になってる人多いみたいですね」
「奥華だとね」
 この大教会ではです。
「かなりの有名人で」
「面倒見がよくてですね」
「お世話になってる人もね」
 そこに私も入ります。
「多いわよ」
「そうした人なんですね」
「おみちにああした人がおられて」
 それで、です。
「とてもいいと思うわ」
「確かにそうですね」
「新一君もそう思うわね」
「僕も色々お世話になってますし」
「布教所の信者さんの親戚だからね」
「それで天理高校にも通ってますし」
 このこともあってというのです。
「それで、ですね」
「やっぱりね」
「それで先輩もなんですね」
「よく詰所に来られるし」
 何かとフットワークの軽い人でおぢばに帰られることも多いです。 
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