スーパー戦隊超決戦
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第十一話 日本全土を探しその十一
「呉もだからな」
「そうなのよね、どちらも多いのよ」
仲村も言ってきた、黒木と森下も一緒である。
「そうした人達\が」
「これでもかなり減った」
黒木はこう言った。
「まだな」
「昔と比べるとですね」
「そうした人達自体が減った」
黒木は仲村に答えた。
「本当にな」
「そのことはいいことですよね」
「だがいることはいてだ」
「広島というとですね」
「そうした人達というところはある」
「そうですよね」
「港町でだ」
広島そして呉はというのだ、この二つの街が港町であるということは塵を見れば明らかなことである。
「港の人手、働く人達の仕事の斡旋でな」
「昔はそうした人達がやっていたことなので」
「広島と呉はそうした人達が多い」
「そうなっていましたね」
「そして今もな」
「存在感がありますね」
「減ってもな」
このことは事実だが、というのだ。
「そうなっている」
「困ったことに」
「だからだ」
黒木はさらに言った。
「気を付けないといけない、確かに我々なら絡まれても問題なく対処出来るか」
「絡まれること自体が厄介ですね」
「だからな」
そうであるからだというのだ。
「注意してな」
「関わらない様にすることですね」
「それが第一だ」
「そうですね、最初から気を付けていきましょう」
森下も話に入って来た。
「そうしていきましょう」
「そうだな、そしてだ」
「そのうえで、ですね」
「呉でもドクターマンを探そう」
「是非ですね」
「そうしていこう」
「あっ、そうした人達がいたぞ」
桜田は前にガラの悪い人達を見て言った。
「見るからにわかるよな」
「見ないの」
その桜田に宇佐見が咎める目で突っ込みを入れた。
「ガンつけたとか言われるわよ」
「あっ、見ただけえ絡んでくるんだったな」
「そうよ、ああした人達はね」
そうした人達がそうなっていたが同じ人間を見ている。
「そうなるからね」
「気を付けないといけないな」
「そうよ、そしてね」
そのうえでというのだ。
「関わらないことよ」
「ああした人達とは線を引くことだ」
自分達からとだ、岩崎も言った。
「くれぐれもな」
「そうよね、じゃあ呉でもああした人達に気を付けて」
「ドクターマンを探していこう」
「そしてもうお昼だ」
黒木は自分の腕時計で時間を確認して言った。
「何か食べよう」
「じゃあお好み焼きだな」
陣は昼食と聞いてこれだと言った。
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