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犬と猫の雑貨屋のお話Ⅱ

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第二章

 それを見てです、ピクルスはジンジャーに言いました、
「いや、本当にね」
「昔の流行でもだね」
「いい柄なら売れるね」
「アラベスク模様は素敵でね」
 流行と関係なくです。
「人気があるから」
「流行抜きでも売れるね」
「流行は確かに大事だけれど」
「安定した人気の柄もあるね」
「そうしたことも考えてね」 
 そのうえでとです、ジンジャーはピクルスにお話しました。
「これからもお店をやっていこう」
「柄以外のことでもだね」
「流行と安定した人気」
「その両方を見てね」
「売っていくことだね」
「そうしていこう」
「それがいいね」
 二匹で笑顔でお話しました、そしてです。
 ピクルスからです、ジンジャーに言いました。
「いいことがわかったからね」
「それでなんだ」
「そのことをお祝いする為にね」
 それでというのです。
「今晩は飲もうか」
「いいね、じゃあ森のパブに行ってね」
「一緒に飲もう、最近あそこのエールいいよね」
「ウイスキーも評判だね」
「じゃあどっちを飲もうか」
「流行も安定した人気も考えていくことにしたね」
 ジンジャーはここでもこのことをお話に出しました。
「だったらね」
「お酒もだね」
「エールもウイスキーもね」
 どちらのお酒もというのです。
「楽しもう」
「そうするんだね」
「うん、どうかな」
「いいね、それじゃあね」
「パブではね」
「どっちも飲もう」
 笑顔でお話してです、二匹でお店が終わったらこの日は仲良くパブでエールもウイスキーも楽しみました。
 この時からその両方を見てお店をやっていく様にしました。森の小さな雑貨屋でのお話です。


犬と猫の雑貨屋のお話Ⅱ   完


                   2023・10・29 
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