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星河の覇皇

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第八十六部第二章 教育改革その十四

「もうだ」
「聞かないことですね」
「その方がいい」
「最初からですね」
「そうなる、もうな」
「聞くのならですね」
「その真偽を見極めてだ」
 そしてというのだ。
「考えることだ」
「それがいいですね」
「そういうことだ、しかしエウロパは強くなるな」
「そのことは事実ですね」
「今のあの国に最も合った教育制度だ」
 ギルフォードが政策として決定したそれはというのだ。
「まさにな」
「だからですね」
「エウロパはエウロパに合った人材を多く揃えてだ」
「これまで以上に発展しますか」
「そうなる」
 間違いなくというのだ。
「あの国はな」
「それでは」
「我々もだ」
 連合もというのだ。
「連合に合った教育制度を整えてだ」
「そうしてですね」
「連合に合った人材を多く育ててな」
「発展することですね」
「それが大事だ、連合は常にエウロパより発展してだ」
 そしてというのだ。
「そのうえでだ」
「エウロパより大きくあるべきですね」
「それが第一だ」
 まさにというのだ。
「常にエウロパが到底呑み込めない」
「そうした国であるべきですね」
「巨大であることは最大の国防だ」
 上司は断言した。
「発展し続けてだ」
「巨大であり続ければですね」
「誰も呑み込めない、常に連合全体でエウロパの何百倍の国力があれば」
「エウロパは降せない」
「絶対にだ、だからだ」
 それ故にというのだ。
「我々は教育の分野でな」
「連合を発展させていくのですね」
「そうしなければならない」
「連合に合った教育制度ですね」
「それを考えていく、今のままでいいか」
「そこから考えて」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「発展させる、優れた教育が国を栄えさせる」
「近代国家で言われていますね」
「だからだ」
 それでというのだ。
「考えていこう、教育省全体でな」
「それでは」
「あの教育改革は確かに連合にとって脅威だが」
「それと共にですね」
「いい刺激でもある」
「我々も発展する為にですね」
「いい刺激にもなる」
 そうだというのだ。
「人も国も脅威を見るとだ」
「自分の身を守ろうとしますね」
「そして対策を講じる、だからこのことが議論になることはな」
 このこと自体はというのだ。 
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