スーパー戦隊超決戦
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第六話 運命が来てその十三
「敵がそうなら尚更ね」
「その通りだ」
ゴセイナイトはアスナの言葉に頷いた。
「全く以てな」
「そうそう、だからね」
高尾は明るい声で一同に言った。
「ここはお茶を飲もう」
「お茶を飲んで落ち着くのね」
「そうそう、紅茶を出して」
こうセラに答えた。
「ティーセットも出して」
「ティータイム?」
「それを楽しもう」
そうして落ち着こうというのだ。
「こうしたゆとりも大事だよ」
「あっ、何かいいですね」
桃谷は高尾のその提案を聞いて笑顔で応えた。
「じゃあ今から」
「うん、ここでね」
「紅茶もティーセットも出して」
「飲んで食べてね」
「落ち着くんですね」
「楽しんでね」
そのうえでいうのだ。
「そうしようね」
「そういえば最近余裕がなかったな」
朝加は高尾の提案を聞いて気付いた様に述べた。
「俺は何かと動き回っていた」
「あの、先輩のそれ最近じゃないですよ」
陽川が突っ込みを入れて来た。
「もう」
「いつもか?」
「はい、いつも全力で動き回ってますから」
陽川が見てもだ。
「余裕があるかっていいますと」
「ああ、圭ちゃんはないよ」
夜野もそれはと笑って話に入ってきた。
「余裕は」
「そうだよね」
「時間があったら」
その時はというのだ。
「真っ先に動くからな」
「先輩そうなんだよね」
「本当にな」
「それはかえってよくない場合があります」
百地が言ってきた。
「人は時として息抜きが必要です」
「わかってるんだけれどな」
「ついついですね」
「俺は動いてしまうんだよ」
朝加は百地にバツが悪そうな顔で答えた。
「本当にな」
「そうしたご気質ということですね」
「そうだろうな」
「なら余計にです」
「落ち着くことか」
「余裕を以て。ですから」
「ティータイム楽しむべきか」
高尾の言う通りにというのだ。
「落ち着いて」
「そうしましょう」
「お茶いいよね」
有働は明るい笑顔で述べた。
「じゃあ早速皆で用意しよう」
「そうそう、皆で飲んで食べてね」
「楽しくやろうよ」
キャンデリラとラッキューロも言ってきた。
「そうしたらいいんだよね」
「落ち着くってことはね」
「少し違うんじゃないかな」
ジム=カーターはキャンデリラ達の言葉に違和感を感じて首を傾げさせた、そのうえで言うのだった。
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