スーパー戦隊超決戦
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第六話 運命が来てその十一
「ちょっと待って」
「どうした」
「あんた仕事中でしょ」
見ればその時の服装である。
「それで休憩時間の合間に今いるでしょ」
「そうだ」
「だったらね」
「仕事に行くべきだな」
「ええ、そうでしょ」
「そうだな、行って来る」
「そうしなさいね」
こう言うのだった。
「私達だってそうだし」
「ああ、皆仕事あるんだったな」
ラッキーは鬼頭の今の言葉に気付いた様な顔で頷いた。
「だったらそっちに行かないとな」
「そうでしょ、あんた達は戦隊がお仕事よね」
「そうだよ」
鬼頭にその通りだと答えた。
「俺達は」
「だったらね」
「それならか」
「それぞれね」
「仕事に行かないとな」
「私もアルバイトあるし」
鬼頭は自分のことも話した。
「ここのね」
「そういえば高校生も漫画家もやってるって」
「それで戦隊もやってよ」
今度は五色田に話した。
「ここでのアルバイトもしてるのよ」
「忙しいな」
「忙しいけれどね」
このことは事実だがというのだ。
「やっていけてるから」
「いいんだ」
「ええ、じゃあ働きながらね」
それぞれの仕事をというのだ。
「そうしてね」
「ドクターマン探すか」
「そうしましょう」
こうしたことを話してだった。
ドンブラザースの面々も他の戦隊の面々と一緒にドクターマンを探しそれぞれの組織とも戦うことになった、だが。
ステイシーは桃井を見てだ、凄まじく胡散臭そうな目になって言った。
「この人何かな」
「何かなって仲間だよ」
五色田が答えた。
「俺達に」
「そうなんだね」
「ああ、おかしいか?」
「この人の何処がおかしくないのか」
首を傾げさせつつ言うのだった。
「果たして」
「俺の何処がおかしい」
「いや、おかしいから」
桃井本人にも答えた。
「いきなり僕に新しいお供かだから」
「お供じゃないのか」
「仲間になるつもりだけれど」
それでもというのだ。
「別にね」
「お供にはならないのか」
「そのつもりはないから」
こう断るのだった。
「本当にね」
「そうなのか」
「うん、それでいいかな」
「ならいい」
桃井はそれならと即座に答えた。
「なら俺達は仲間だ」
「それでいいんだ」
「構わない、それで他の面々ともだ」
彼等は今はトッキュウジャーの面々が普段いる列車の中にいる、そこで一堂に会していてそこで話しているのだ。
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