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神々の塔

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第六十話 酔いどれ詩人その十一

「しかしな」
「そこまで太るとな」
「そもそも健康がってなるな」
「それやと出世以前やな」
「不健康で仕事出来んからな」
「そういうことやな」
「それでそこまで太ってこそな」
 その域に達してこそというのだ。
「ほんまな」
「まことの肥満やな」
「そういうことや、ただな」
「ただ?どないした」
「阪神におった亀山さんはな」
 亀山つとむという、その全力のプレイが愛された人物である。
「やばいな」
「そのアメリカの肥満やな」
「あの人の肥満はな」
 トウェインは餅を食べながら真顔で話した。
「ほんまな」
「命に関わるレベルやな」
「一時期のあの人の写真見て思ったわ」
 彼の肥満ぶりはというのだ。
「ほんまの肥満でな」
「命に関わるか」
「ファンの人達が心配する様な」
 そこまでのというのだ。
「そんなもんやった」
「まあ今もあの人活躍してるけどな」
「タレントさんとしてな」
「そやけどな」
「身体は大事にして欲しいな」
「何だかんだ言うて太り過ぎはよおないな」
「そや」
 トウェインはその通りだと答えた。
「ほんまな」
「やっぱり自分もそう思うな」
「満腹になるまで食べてもな」
 例えそうしてもというのだ。
「そやけどな」
「ああ、十星連合でもや」
 リーは自分達の国の宰相として話した。
「やっぱりや」
「民の生活は大事でな」
「それでや、肥満のこともな」
「教育していくことやな」
「健康になる様にすることもや」
 国の民達がというのだ。
「政のうちでな」
「しっかりやってくな」
「そや、それでな」
「肥満のこともやな」
「気をつけてくで」
 こう言うのだった。
「これからもな」
「ああ、体格はええに限るが」
「太り過ぎと痩せ過ぎはな」
 それはというのだ。
「ほんまや」
「あかんな」
「そや」
 まさにというのだ。
「その両方がや」
「大事やな」
「今は太り過ぎの話をしてるが」
 それだけでなくというのだ。
「痩せ過ぎもな」
「問題やな」
「そや」
 まさにというのだ。
「それもまたな」
「そっちはそっちで健康に悪いな」
「ああ、確かにここにおる面子の大半の国はな」
 リーも言うことだった。
「今は肥満が問題になってるが」
「肥満と同じだけやな」
「痩せ過ぎも問題や」
「そういうことやな」
「民のそうしたことも考えてな」
「政をやってくことやな」
「誰もがいつも満腹であるが」
 それと共にというのだ。 
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