ドリトル先生と不思議な自衛官
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第三幕その十二
「本当にね」
「強い軍隊だね」
「それで自衛隊もだよ」
「強いってわかるね」
「そうなんだ」
先生はこのことは笑顔でお話しました、そのうえで皆と一緒にホテルに入りました。先生は動物の皆と同じお部屋で王子はホテルのロイヤルスイートに入りました。
「僕達もスイートだけれどね」
「やっぱり王子はね」
「一国の太子さんだからね」
「ホテルのお部屋はいつもロイヤルスイートね」
「一番いいお部屋になるね」
「それはね」
皆にそのスイートルームの中でお話します。
「もうね」
「絶対だよね」
「王子様なんだから」
「しかも王太子であられるから」
「僕達はお友達として接しているけれど」
王子に対してです。
「やっぱりね」
「王子は王子だね」
「一国の」
「日本の皇室の方々ともお会いして会談出来る」
「そうした立場だね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「彼はね」
「そうだよね」
「やっぱり王室の人って違うわね」
「その立場がね」
「どうしても」
「そうだよ」
まさにというのです。
「かなりのものだよ」
「いや、だからね」
「ホテルのお部屋も別で」
「それでも何かあったらね」
「お邪魔させてもらうね」
「王子が呼べばね、そしてね」
そのうえでというのです。
「これからね」
「海自さんの基地に行って」
「そしてだね」
「見させてもらうのね」
「何かとね」
そうだというのです。
「そうさせてもらうよ」
「うん、それじゃあね」
「そうしたこともしながらね」
「学んでいって」
「そしてコラムも書きましょう」
「そうしようね」
皆に笑顔で応えました、そうしてでした。
先生は王子に皆と一緒に自衛隊をその目で見て学ぶことに入りました。冬の舞鶴の中でのことでした。
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