スーパー戦隊超決戦
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第三話 ヨドンヘイムの戦いその四
「それではです」
「今は下がりましょう」
「その様に」
「ちっ、面白くねえな」
「全くだ」
筋ゴグンも膜インも面白くなさそうに言った、その言葉を聞いて。
「ギル殿も言っていたが」
「ここは戦うべきじゃねえのか」
「私も同感よ、ここはね」
エスケイプも鞭を手に忌々し気である。
「決戦でなくてもね」
「戦いが」
「折角だからな」
「けれどあの人五月蠅いからね」
ワルス=ギル、彼はというのだ。
「ここはね」
「帰るとしよう」
「仕方ねえな」
「ただ後詰は必要だ」
ここでダマラスがこんなことを言った。
「だからここは我々がだ」
「残ってくれるのか」
「そうしてくれるんだな」
「喜んでな」
モンスとグレプタに答えた。
「そうさせてもらう」
「わかった、ではな」
「ここは頼むな」
「へえ、君が残ってくれるんだ」
ヨドンナはそのダマラスに言った。
「じゃあ頼めるかな」
「それではな」
「ただ、死んだらね」
ヨドンナはダマラスにこうも言った。
「よくないと思うよ」
「それは何故だ」
「だってキラメイジャー達との戦いはこれからだよ」
それ故にというのだ。
「ここで死んだら楽しめないからね」
「だからか」
「死なないでね」
そうしてというのだ。
「また会おうね」
「ではな」
「私も残る」
バリゾーグも言ってきた。
「ダマラス殿のお力になる」
「そうしてくれるのか」
「喜んで」
「では二人で残ろう」
「後詰を務めよう」
こう言って二人で戦闘員たちを率いて後詰となった、戦士達に向かい戦うが。
「うっ、前よりもね」
「強くなってるよ二人共」
ゴーカイイエローもゴーカイグリーンもダマラスの一撃を防いで歯噛みした。
「それもかなりね」
「そうね」
「伊達に後詰を申し出た訳じゃないですね」
ゴーカイシルバーも言った。
「これだけの強さなら」
「我等とて無為無策でいる訳ではない」
ダメラスもこう言う。
「鍛錬は怠っていないということだ」
「そういうことですね」
ゴー会ピンクも苦戦しつつ言う。
「私達だけでなく」
「そうだな、確かに強くなった」
ゴーカイブルーから見てもだ。
「これは下手には勝てないか」
「もうここは逃げてもらってもいいだろ」
バスターシルバーはあっさりと結論を出した。
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