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ナースの普段着

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第二章

「ブラが透けてて半袖で谷間も見えるティーシャツはね」
「いいっていうのね」
「最高だよ」
「もう、変態よ」 
 妻は夫に恥ずかしそうに言った。
「お家じゃいつもこんな格好させるんだから」
「二人きりだとね」
「昨日はスリット入ったロングスカートだったし」
「スリットもいいよね」
「ミニスカートとか。下着だけでいてくれって言う時もあるし」
「奥さんスタイルいいから」
「馬鹿。こっちは恥ずかしいのよ」
 夫に顔を赤らめさせて笑って言った。
「それなのに」
「二人きりだからいいじゃない。じゃあ一緒にね」
「ええ、晩ご飯ね」
「食べよう、今日は僕が早かったからもう作っておいたよ」
「何作ってくれたの?」
「ハンバーグ。好きだよね」
「ええ、大好きよ」
 妻は純粋な笑顔で応えた。
「それじゃあ食べましょう」
「そうしようね、トマトも切っておいたから」
 それも食べようと話してだった。
 実際に夫婦で夕食を楽しんだ、愛奈の服は入浴までそのままで。
 入浴の後は紫のブラとショーツそれに黒のネグリジェになってだった、そうしてそのうえでだった。
 夫と共に夜の暮らしも楽しんだ、そうした一日であった。
 翌朝愛奈は夫と共に出勤したがこの時の服は。
「似合ってるよ」
「そうだといいけれど」
 夫にグレーのブラウスと黒いズボンにシューズという地味な格好で応えた。
「二人だけ以外の時はね」
「地味だね」
「目立つとね」
「人妻さんだから」
「どうかだし」
「そうした格好だね」
「あなたもそれでいいわね」
「二人の時に派手だとね」
 夫は微笑んで応えた。
「露出が多いと」
「嬉しいのね」
「その時にね。それじゃあ」
「ええ、これからね」
「お互い仕事頑張ろう」
「そうしましょう、今日もね」
 夫婦で話してだった。
 それぞれの職場に向かった、愛奈は病院に入るとすぐにナース服に着替えた、そしてそのうえで今日も看護士の仕事に励んだのだった。


ナースの普段着   完


                    2024・2・18 
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