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ハッピークローバー

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第百十七話 運動会が近付きその七

「その中でね」
「寝袋で寝るのね」
「そうすることよ」
「風邪ひくどころか凍死も有り得るから」
「だからね」
 その為にというのだ。
「かな恵も気を付けてね」
「野宿する時があったらね」
「そう、それで委員にお話を戻したら」
「その従兄さんみたいな人もいなくて」
「それでね」
「上手くいってるのね」
「そうよ」
「それは何よりね」
「いい運動会にするから」
 委員としてだ、留奈はかな恵ににこりと笑って答えた。
「楽しみにしていてね」
「うん、それじゃあね」
「そしてね」
 そのうえでというのだった。
「運動会が終わったら」
「次は文化祭ね」
「そっちもね」
「頑張らないとね」
「どっちも楽しいものにして」 
 そうしてというのだ。
「楽しくね」
「やっていきたいわね」
「最後の最後までね」
「終わりよければよね」
「全てよしだから」
 それ故にというのだ。
「最後もね」
「楽しくね」
「そうなる様にしましょう」
「そうね。そういえば文化祭の委員は」
 かな恵はその人のことも話した。
「うちのクラス誰だったかしら」
「シャロンでしょ」
 一華が答えた。
「あの娘でしょ」
「シャロンちゃんなの」
「そう、あの娘がね」 
 こうかな恵に話した。
「委員でしょ」
「そうなのね」
「元々文化委員だから」 
 クラスのというのだ。
「それでね」
「文化祭の委員になって」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「まだ動いてないけれど」
「運動会が終わったら」
「それからね」
「色々あるのね」
「そうみたいよ」
「文化祭っていったら」
 かな恵はそれならと言った。
「文科系の部活はね」
「見せ場よね」
「だからうちもね」
 料理部もというのだ。
「何かとね」
「やるのね」
「今度はね」
 今年の文化祭はというのだ。
「料理部かなりね」
「凄いもの作るの」
「とある人の大好物をね」
「それを作るの」
「そうするから」
 笑顔で言うのだった。
「楽しみにしていてな」
「あの、あれはなしよ」
 一華は笑顔で言うかな恵に悪戯っぽく突っ込みを入れた。 
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