ドリトル先生と不思議な自衛官
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第二幕その八
「海上自衛隊はそうなんだ」
「成程ね」
「そうした組織なんだね」
「海上自衛隊って」
「そうだよ、ちなみに航空自衛隊は」
今度はこちらのお話をしました。
「今は宇宙航空自衛隊というね」
「ああ、宇宙だね」
「宇宙も入るんだ」
「そうなったのね」
「こちらはかなり独特で」
そうした組織だというのです。
「陸軍と海軍が一緒なんだ」
「えっ、そうなの」
「空自さんはそうなんだ」
「そうした組織なんだ」
「軍服や制服を見ればわかるけれど」
先生はそちらからお話しました。
「空軍は陸軍から生まれた組織なんだ」
「そういえば色違いだね」
「陸軍と空軍の軍服って」
「陸軍は緑色とか紫で」
「空軍は青いわ」
「そうだね、殆どの国でね」
まさに日本以外の国でというのです。
「空軍は最初は陸軍航空隊だったんだ」
「それが空軍になった」
「陸軍から分かれて」
「そうした風なんだ」
「例えば第一次世界大戦の英雄の」
こう前置きしてお話するのでした。
「リヒトホーフェン大尉はね」
「あっ、レッドバロン」
「ドイツ軍のエースパイロット」
「敵ながら見事だったね」
「まさに空の騎士だったわ」
「この人は騎兵隊の士官さんだったね」
先生はリヒトホーフェン大尉の立場を指摘しました。
「陸軍の」
「成程ね」
「そのことからもわかるんだね」
「空軍は元々陸軍航空隊だったんだ」
「そこから分かれてるのね」
「それが日本では事情が違っていて」
宇宙航空自衛隊ではというのです。
「陸軍も海軍も強力な航空隊を持っていて」
「それが一緒になったんだ」
「それが空自さんなんだ」
「そうなのね」
「そうなんだ、言うなら陸軍と海軍のミックスなんだ」
そうした組織だというのです。
「これがね」
「陸軍だけじゃなくて」
「海軍も入っているんだ」
「それも半分位みたいね」
「お話を聞いていたら」
「そうだよ、それ位はね」
実際にというのです。
「海軍も入っているんだ、トップの幕僚長さんでもね」
「海軍出身の人いたんだ」
「陸軍出身の人だけじゃなくて」
「そうだったんだ」
「そうしたこともね」
先生は笑顔でお話しました。
「学んでいるとわかるよ」
「自衛隊について」
「そして日本軍について」
「わかっていくのね」
「そうなんだ、それと日本軍は」
この組織はといいますと。
「知ってると思うけれど軍律がね」
「滅茶苦茶厳しいよね」
「これがね」
「物凄くね」
「有名だったわね」
「イギリス軍よりも遥かにね」
日本軍の軍律はというのです。
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