スーパー戦隊超決戦
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第二話 出会う戦士達その七
「お気になさらずに」
「そうか、しかし礼儀だからな」
ドグラニオは男にそれでもと話した。
「礼は言わせてもらう」
「そうですか」
「助かったぜ、エンターといったな」
「はい」
男、エンターは名前を呼ばれる時も礼儀正しく応えた。
「覚えてくれえば幸いです」
「それじゃあな、今は下がるか」
「そうですね、折角脱走出来ましたし」
デストラはドグラニオに恭しく応えた。
「今はです」
「下がるか」
「そうさせると思うか」
ここでルパンレッドが出て来てギャングラーの面々に言った。
「俺達にも意地があるからな」
「ほお、久し振りだが元気そうだな」
「この通りな、しかしな」
「俺を逃がすつもりはないか」
「ああ、もう一度捕まれ」
こう言うのだった。
「観念してな」
「援護します」
また新手が出て来た。
「ドグラニオさん、ここはお任せ下さい」
「別嬪さんだな、あんた誰だ」
「メタルエーです」
女は自ら名乗った。
「マトリンティスを率いています」
「ほお、その組織のドンか」
「今はそうなります」
「我々もいる」
またしても出て来た。
「ウォースターがな」
「また出て来たか」
ルパンブルーは彼等を見て嫌悪の声を出した。
「店を荒らしただけでなく」
「悪いか」
「悪いに決まっている」
出て来て言った筋ゴグンに即座に返した。
「何を言っている」
「壊した分の金は置いたぞ」
「ちゃんとな」
膜インも言ってきた。
「わし等とてそこは守る」
「何処かの腐った天使と一緒にするな」
「その通りです、私達にも美学の様なものがありまして」
エンターも恭しく言ってきた。
「今は壊した分は支払いますよ」
「じゃあ前はどうだったのよ」
「そうした美学は持っていませんでした、マドモアゼル」
ルパンイエローに答えた。
「私達は変わったのです」
「そうなのね」
「左様です」
「その辺りは理解して欲しいですね」
今度はナリアが出て来た、そこにはアザルドとクバル、それにバングレイがいる。そのうえで言ってきた。
「貴方達にも」
「理解したわ、だから大人しく逮捕されなさい」
これがパトレン三号の返答だった。
「いいわね」
「それで捕まるか」
「有り得ないことです」
「何を言ってるんだこいつは」
アザルドとクバル、バングレイが揃って突っ込みを入れた。
「一体」
「お金を払って不服とは心外な」
「俺達はやってないがそれは言うぞ」
「器物破損は犯罪よ」
「完全にだ」
パトレン三号だけでなくパトレン二号も言った。
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