ドリトル先生と不思議な自衛官
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第一幕その四
「あの人達もカレーを食べるなら」
「それならですね」
「海軍そして自衛隊を否定しているなら」
「滑稽なことですね」
「そう思うよ」
こう言うのでした。
「本当にね」
「そうですよね」
「軍隊を否定しても」
そうしてもというのです。
「戦争はなくならないし災害の時なんて」
「軍隊がないとですね」
「救助や復興がね」
そうした活動がというのです。
「ままならないよ」
「まして日本は」
「物凄く災害が多いからね」
「そうしたお国ですね」
「地震に台風にね」
先生はその災害を具体的に挙げていきました。
「火山の噴火に津波に洪水に」
「他にもありますね」
「大雨、大雪、火事、落雷とね」
「本当に多いですね」
「こんな災害が多い国はそうはないよ」
こうまで言う先生でした。
「しかも規模も大きいし」
「自然豊かな国ですが」
「それと共にね」
「災害も多いですね」
「昔からどれだけあったか」
その災害がというのです。
「本当にね」
「そうしたお国柄なので」
「だからね」
その為にというのです。
「自衛隊がないとね」
「大変なことになりますね」
「この神戸だってね」
王子は今自分達が暮らしている街のお話をしました。
「一九九五年に大地震が襲ったからね」
「阪神大震災だね」
「うん、とんでもない地震でね」
「神戸が壊滅したよ」
「沢山の人が亡くなってね」
「大変なことになったよ」
「そうだったね、それでその時にね」
神戸が大変な時にです。
「自衛隊の人達が来て」
「救助に凄く貢献してくれたよ」
「そうだね」
「けれどその神戸がある関西にいた人でも」
まさに災害とその後の救助活動を見てもです。
「自衛隊なくせって言う人いるよ」
「その人何を見てきたのかな」
「日本の皇室は反対で北朝鮮の世襲の独裁はよくてね」
「ただ単に頭が悪い人かな」
王子はその人のお話を聞いて心から思いました。
「それもかなり」
「僕もそう思ったよ。そこまでいくとね」
「もうそうとしか思えないね」
「そうだね」
「そうした人が自衛隊嫌ってもね」
「事実凄く貢献してくれて」
そうしてというのです。
「沢山の人を助けてくれるね」
「今も災害があるとね」
「自衛隊の人達が頑張ってくれているから」
「自衛隊は必要でね」
「何かあったら大勢の人を助けてくれるね」
「それで小田実という作家さんもそうした考えの人で」
自衛隊が嫌いな、です。
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