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神々の塔

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第五十五話 食事その七

 一行は結界を張った中でゆっくりと食べて休んでだった。
 朝も食べた、そのうえで出発したが。
 メルヴィルは出発してすぐにだ、朝のもやと柔らかな光が感じられるアメリカの村の様な階の中を進みつつ言った。
「おじやまで食ったからな」
「それでやな」
 施が応えた。
「身体あったまっていてやな」
「快適に動けるわ」
「そやな、やっぱりあったかいもんたらふく食うとな」
「身体の動きもええな」
「そうなるな」
「食い過ぎたら動けんけどな」
 それでもというのだ。
「わし等は普段からめっちゃ動いててな」
「こうして歩いて戦もしょっちゅうでな」
「そやからな」
「幾ら食ってもな」
「動きが鈍くならんわ」
「それな、食った傍からな」
 まさにとだ、羅もメルヴィルに話した。
「消費したカロリー分燃費されるさかいな」
「そやからな」
「速攻で消化されて」
「動き鈍くならんわ」
「そやな」
「確かに食い過ぎたら動き鈍くなるが」 
 このことは事実でもというのだ。
「そやけどな」
「かなり動いてるとな」
「消化も速いわ」
「普段よりもな」
「ただ酒はな」
 メルヴィルはこちらの話もした。
「そうはいかん」
「よお動いて汗かいてるとな」 
 トウェインが言ってきた。
「もうな」
「飲むとすぐに回るな」
「そうなるわ」
 まさにというのだ。
「それでや」
「一気に酔ってな」
「酔い潰れることもなりやすい」
「ほんまにそやな」
 メルヴィルもその通りだと答えた。
「わし等は皆よお飲むが」
「疲れてるとな」
「確かによお回るわ」 
 酔いがというのだ。
「そうなるわ」
「ほんまそやな」
「アルコールもカロリーでしかも飲むもんや」
 リーが言ってきた。
「それでや」
「疲れてるとやな」
「身体の回りが速くてな」
「酔うな」
「そやから飲むとすれば」
 その時はとメルヴィルに話した。
「水分もよお摂ってな」
「疲れを癒すことやな」
「そのうえでな」
「飲むことやな」
「そうせんとな」
「すぐに酔い潰れるな」
「同じ人が同じ量を飲んでも」
 そうしてもというのだ。
「体調次第でや」
「状況が変わるな」
「普段は酔い潰れんでもな」
 そうした酒量でもというのだ。 
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