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X ーthe another storyー

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最終話 終幕その四

「用意しているし」
「そちらもですね」
「アイスにね」
 それにというのだ。
「シュークリームもね」
「ありますか」
「だからね」
 それでというのだ。
「こうしたものもね」
「楽しめますね」
「そうよ」
 こう答えるのだった、封真に。
「だからね」
「これからですね」
「外に出ましょう、そして」
「思う存分ですね」
「ええ、思えばね」
 すっきりとした顔でだ、庚は語った。
「私はずっとね」
「こうしたかったですか」
「今思えばね」
「そうですか」
「だからね」
 それ故にというのだ。
「今凄くね」
「嬉しいですか」
「そうなの」
 実際にというのだ。
「本当にね」
「それは何よりですね」
「そして」
 さらに言うのだった。
「これからは今まで以上に姉さんと共に」
「いたいですね」
「そうも考えているわ」
 今はというのだ。
「そしてそれはね」
「出来ますね」
「確実にね」
「それは何よりです、それじゃあ」
「今日はね」
「今から行きましょう」
「そうしましょう」
 こう話してだった。
 彼等も出た、そしてその公園で。
「一緒か」
「そうだな」
 神威と封真はだった。
「場所はな」
「俺はまずは議事堂に行く」
「それから皆で行くな」
「そしてお前は都庁だな」
「一先ずあちらに行ってだ」
 封真は微笑んで答えた、学校で会って話をした時のことだ。
「そしてだ」
「行くな」
「そうする、皆でな」
「お互いそうなるな」
「小鳥も一緒だな」
「ああ」
 神威はそうだと答えた。
「あいつもだ」
「一旦議事堂まで行ってか」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「公園まで行く」
「お前や他の天の龍と同じだな」
「そして姫様もか」
「姫様、丁様もか」
「ああ、あの人もな」
「そうなのか、外にか」
「出てもらってな」
 そうしてとだ、神威は話した。 
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