新オズの臆病ライオン
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第十二幕その三
「そうしていてね」
「見てるだけですか」
「僕達は」
「会議に参加して」
「そうしてですか」
「それだけでいいんですか」
「今回はお勉強でね」
それでというのです。
「参加してもらうから」
「政治での会議がどんなものかその目で見るんだよ」
ギルガメスさんも言ってきました。
「君達はその為にだよ」
「会議に参加するんですか」
「そうするんですか」
「今回はお勉強ですか」
「それで参加して」
「そのうえで政治の会議がどんなものか見るんですね」
「そうするんだよ」
まさにというのでした。
「いいね」
「わかりました」
「それならです」
「そうさせてもらいます」
「今回は」
「勉強させてもらいます」
「そうしてね。ただ政治でもオズの国のものだから」
それでと言うドロシーでした。
「難しくなくて和気藹々としていてね」
「いいんですね」
「悪いものじゃないんですね」
「それでわかりやすい」
「そうした政治で」
「会議もなんですね」
「だからね」
そうしたものだからだというのです。
「安心してね」
「わかりました」
五人もそれならと頷きました、そしてです。
会議が行われる大広間に行きますとそこに次々に各国の代表の人達がやって来ました、ポリクロームはもうその場にいますが。
ドウ一世にチックとバラが来てジクシー女王も来てでした。
バド王にフラウ王女、お人形の女王が来てキャンディマンもお部屋に入りました、ドロシーはその人達全員とでした。
握手をしました、それから皆に言いました。
「それじゃあね」
「今からだね」
臆病ライオンが応えました。
「会議を開催するね」
「そうしましょう」
ドロシーはここでも笑顔で答えました。
「今からね」
「それじゃあね」
「そしてね」
ドロシーはさらに言いました。
「お空の上の郵便と貿易の航路を決めましょう」
「そうしようね」
臆病ライオンも頷いてでした。
会議が開かれました、会議は機転とユーモアのある会話が飛び交って和気藹々として楽しいものとなりました。
そしてお話はどんどん進んで、です。
お空の航路のことが無事に整いました、それでドロシーは笑顔で言いました。
「これでね」
「お話は整いましたね」
「各国の間でね」
チックに笑顔で答えました。
「そうなったわね」
「それは何よりです」
「全くですね」
キャンディマンもその通りと言いました。
「それは」
「後は調印式ね」
ジクシー女王は会議の後のお話をしました。
「そちらね」
「そうなるわ」
ドロシーもその通りだと答えます。
「これからね」
「じゃあそれに入りましょう」
バラはドロシーの今の言葉に明るく応えました。
「これから」
「もう書類は用意してるから」
ドロシーはこちらのお話もしました。
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