星河の覇皇
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第八十五部第五章 北京宣言その二十五
「是非な、外務省でも敵わないならだ」
「内務省にも応援してもらい」
「そしてだ」
「それでも足りないならば」
「国防省の案件が多いからな」
即ち国防のそれがというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「その時は動いてもらうが」
それでもというのだ。
「しかしだ」
「それでもですね」
「今は国防に専念してもらう」
「連合全体の国防に」
「かなり確立された、後はだ」
「最後の詰めですね」
「そこまで出来てだ」
そうしてこそというのだ。
「政治は成る、国防もそうだからな」
「詰めまで、ですね」
「国防省にはしてもらう」
「左様ですね」
「そしてだ」
そのうえで、というのだ。
「やがて中央政府軍も増大する」
「その規模を」
「人口が増えるとな」
「その分ですね」
「軍の規模も大きくないとな」
「ならないですね」
「だからだ」
それでというのだ。
「国防省にはその詰めまでな」
「将来の増大に向けても」
「してもらう為にだ」
「今は専念してもらいますね」
「その職務にな、ではな」
「宣言は出ましたが」
「外務省に受け持ってもらう、また」
キロモトはさらに言った。
「内務省、国防省となる」
「外務省で足りないなら」
「そしてもっと言うとな」
「私ですね」
アッチャラーンは自ら言った。
「そして総理府ですね」
「内務省が動けないならな」
「その場合は」
「そして今考えてみると内務省も多忙だ」
こちらもというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「外務省で手に余るならな、若しくは全力で向かう必要があるならな」
中央政府全体でというのだ。
「それならだ」
「総理府がですね」
「動いてもらう」
「それでは」
「そしてだ」
「宣言の中のですね」
「中央政府としては頷けないものをな」
それをというのだ。
「退けさせる」
「そうさせますね」
「それと引き換えにだ」
それでというのだ。
「あちらの要求を認める」
「その様にしますか」
「交渉そして政治は一方が勝つものではない」
「相手と自分達がですね」
「双方利益を得るものだ」
そうであるが故にというのだ。
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