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星河の覇皇

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第八十五部第五章 北京宣言その十九

 各国の首脳達は最後の話に入った、各国の権限の確保と拡大そして独自の開発と開拓の推進に加えてだった。
 各国軍の拡大と兵器の使用についても盛り込まれた、その話が終わってからコサカはルワンダ政府が使用しているホテルに戻って話した。
「考えてみればね」
「といいますと」
「何かありますか」
「宣言で何かあったのでしょうか」
「宣言のことよ、軍事関係のことが重点になっているけれど」
 書類の仕事をしつつ共にそれを行っているスタッフ達に話した。
「連合では珍しいわね」
「そう言われますとそうですね」
「確かに」
「連合で軍事のことに重点が置かれることは」
「あまりないですね」
「そうでしたね」
「経済や貿易や福祉の話がそうなっても」
 それでもというのだ。
「軍事がそうなることはね」
「あまりないですね」
「連合では軍事の重要度が低いので」
「そのせいで」
「どうしてもですね」
「そうなってきたけれど」
 それがというのだ。
「今回はね」
「各国軍の拡大とですね」
「そして最新鋭兵器の導入の許可」
「その二つを中央政府に要求しますが」
「これまでなかったですね」
「連合ではあまり」
「けれどね、増え続ける市民を守る為には」
 各国政府がだ。
「どうしてもね」
「今以上の規模の軍隊が必要ですね」
「そして兵器の質も最新鋭の方がいい」
「そうなりますね」
「各国軍としても」
「我が国は十個艦隊でも多いけれど」 
 ルワンダを守るにはというのだ。
「けれどね」
「それでもですね」
「これが大国となりますと」
「より多くの規模の軍隊が必要ですし」
「我々もですね」
「ええ、今は十個艦隊でも多いけれど」
 コサカは今言ったことをそのまま話した。
「将来はね」
「このまま人口が増えますと」
「我が国も人口増加が続いています」
「先を見据えるとですね」
「国軍の拡大については」
「今以上にね」
 十個艦隊以上にというのだ。
「必要になると考えられるわ」
「それはどの国も同じですね」
「今はよくとも将来はわからない」
「人口は増え続けていますし」
「その多くなった市民を守る為に」
「ここはですね」
「この政策を主張して」 
 宣言の中に盛り込まれるこれをというのだ。
「そしてね」
「それで、ですね」
「我々としてはですね」
「将来国軍を増強する」
「そうしていきますね」
「ええ、それとね」
 コサカはさらに話した。 
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