高級料亭の食材
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第一章
高級料亭の食材
京都のとある高級料亭でアルバイトをすることになってだ、大学生の小清水寿葉一六七の長身で胸と奇麗な脚が目立つスタイルで面長で大きな口とはっきりした二重の目と黒髪をロングにした彼女は最初驚いていた。
「駄目元でアルバイトの募集受けたのに」
「合格したから」
「驚いてるのね」
「まさかって」
「ええ、ここでも有名な高級料亭よ」
大学のキャンバスの中で友人達に話した。
「そんなお店に私がってね」
「けれどバイト代いいんでしょ」
「お店の中は奇麗で」
「じゃあラッキーじゃない」
「それに感謝したらいいでしょ」
「そうなる、いやまさかね」
また言うのだった。
「私がって。けれど採用されたならなのね」
「頑張ればいいでしょ」
「それでお金稼げばいいでしょ」
「そうしたらね」
「そうね、それじゃあね」
小清水は友人達の言葉に頷いてだった。
そのうえでその料亭で働きはじめたが。
仕事は言われたことをしていった、そちらは問題なくこなしたが。
賄いを食べさせてもらった時にだ、ご飯を食べて目を見開いた。
「美味しっ」
「いや、どうしたのよ」
「急に驚いて」
「何があったのよ」
「いや、このご飯滅茶苦茶美味しいです」
一緒に食べている職場の先輩達に言った。
「何ですかこれ」
「何ですかって言われても」
「うちのご飯よ」
「賄いのね」
「それだけよ」
「こんな美味しいご飯はじめてです」
生まれてはじめて食べた美味しさだった。
「本当に」
「そうなのね」
「いや、そう言わてもね」
「私達いつも賄いこれだし」
「おかずもね」
「おかずもこれは」
そちらも食べてみるとだった。
これまたとんでもない美味しさだった、それで言うのだった。
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