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星河の覇皇

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第八十五部第四章 メキシコの思惑その十六

「常に解消する為にな」
「これからはですか」
「入浴をよくされますか」
「シャワーから」
「そちらにされますか」
「そうすべきか。肩凝りがあまりにも酷い」
 それ故にというのだ。
「これからはな」
「ではですね」
「今日はサウナに入られて」
「そうしてですね」
「これからは」
「出来るだけ、いや」
 ガラサはその肩凝りを感じつつ話した。
「毎日の方がいいか」
「肩凝りのことを考えると」
「その解消の為にですね」
「入浴をされますね」
「サウナなり湯舟なりな」
 そういったものに入ってというのだ。
「肩凝りを治すか」
「整体等は」 
 スタッフの一人が聞いてきた。
「マッサージなり」
「針もあるな」
「そういったものは」
「考えるが多忙でな」
「だからですか」
「行く時間がない」
 そうだというのだ。
「閣僚や党の要職になるとな」
「どうしてもですね」
「時間がない」
「プライベートのものが」
「全て公になると言っていい」
 それ故にというのだ。
「私もな」
「今は、ですか」
「蔵相や経済相だった時もそうだったが」 
 そして党の院内総務をしていた時もある、そうしたプライベートがないまでの職務にあった時はというのだ。
「それこそ常にだ」
「お時間がなくて」
「肩凝りはな」
 それこそというのだ。
「解消出来なかった」
「そうでしたか」
「そしてだ」
「今もですね」
「今は特にだ」
 首相になった今はというのだ。
「プライベートなぞなくてな」
「整体もですか」
「時間があればマッサージに行っていた」
「そうでしたか」
「それで肩凝りもましだったが」
 それでもというのだ。
「今はな」
「そういうことですか」
「実際肩凝りは深刻だ」
 もっと言えばそこに極めてと付く位にだ。
「かなり辛い」
「では」
「マッサージに行く時間はないが」
 それでもというのだ。
「まだな」
「お湯やサウナに入る時間はですね」
「ある、これでも毎日寝てはいる」
 それはしているというのだ。
「ストレス解消にジムに行く時間もな」
「ありますね」
「官邸なりホテルなりのな」
「そこで汗をかかれて」
「ストレスも解消しているが」
 それでもというのだ。 
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