星河の覇皇
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第八十五部第四章 メキシコの思惑その七
「別に水と限らずな」
「他のものでもいいですね」
「飲むものは」
「そうですね」
「酒以外ならな」
飲みものでもこれは水分補給にならない、アルコールには水分を身体の外に出す効果があるからである。
「ですね、お茶でもいいです」
「そしてスポーツドリンクも」
「コーヒーやジュースも」
「水分ならな」
つまり酒以外ならというのだ。
「いいのだ」
「ですね」
「酒は駄目です」
「水分補給については」
「逆効果です」
「かえって脱水症状に陥ります」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「それはよくない、私も酒は好きだが」
「それでもですね」
「水分補給については」
「酒は禁物ですね」
「何があっても」
「水か茶かな」
若しくはというのだ。
「ジュースかコーヒーだ」
「別に炭酸飲料でもいいですし」
「そこは広いですね」
「別に水でないと駄目とはです」
「限らないですね」
「そうだ、水でなくてもな」
それに限らずというのだ。
「酒以外ならいい、特に水分が必要な時はな」
「スポーツドリンクですね」
「それがいいですね」
「それを飲めばいいですね」
「そうだ、水分を大量に消耗し」
体内のそれをというのだ。
「そしてだ」
「疲労が酷い」
「そうした場合もですね」
「水よりもスポーツドリンクがいい」
「そちらの方が」
「それを飲んでだ」
そしてというのだ。
「体内に急速に水分を補給させてな」
「栄養もですね」
「塩分やミネラル等も」
「そういったものもですね」
「体内に補給してな」
水分と共にというのだ、水を大量に摂取すると確かに推分の補給には有効だが体内から塩分やミネラルが出てしまうのだ。
「そうしてだ」
「脱水症状を防ぐ」
「熱中症にしても」
「そうあるべきですね」
「脱水症状や熱中症もよくないが」
ガラサはさらに話した。
「最悪脳梗塞にもなる」
「そうですね」
「あれは怖いです」
「下手をすれば命を落としますし」
「今は後遺症もなくすぐに全治しますが」
医学の進歩でそうなった。
「ですが危険です」
「あの病気は」
「本当に命に関わりますし」
「避けねばならないですね」
「そうだ、だからだ」
それでというのだ。
「最初からな」
「水分は摂っておく」
「それに限りますね」
「常に」
「それがいい、だから私もな」
ガラサ自身もというのだ。
ページ上へ戻る