| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百二十六話 七州掌握その十

「ほなな」
「これからですね」
「その勢力をどうしてくか」
「それが課題ですね」
「何といっても」
「内政に力を入れてくのはそのままやが」
 トウェインはドーナツとレモンティーを楽しみながら自分に話している四人に対して真面目に話した。
「勢力拡大もな」
「やっぱり考えていきますね」
「そうしていきますね」
「これからも」
「そうされますね」
「そうするわ、ただ自分等との契約はこれまでや」 
 四人にも話した。
「再契約も考えたが」
「あっ、もうです」
「次のお仕事決まってますさかい」
「再契約は出来ません」
「また次ってことで」
「そやま、碧ちゃんも次の仕事に向かうし」
 彼女もというのだ。
「それやとな」
「はい、もうです」
「お金貰ったらです」
「すぐに次の依頼先に向かいます」
「そうさせてもらいます」
「そやな、ほなまたな」
 四人にあらためて告げた。
「宜しくな」
「また機会があったらお願いします」
 瑠璃子はオールドファッションを食べつつ応えた。
「その時は受けさせてもらうんで」
「どんなお仕事でも引き受けますんで」
 紗枝はエンゼルフレンチを食べながら言った。
「よろしゅうです」
「内政も雑用も何でも出来ます」 
 由香の手にはチョコフレンチがある。
「戦だけやないです」
「ただ人の道に反することは受けません」
 雅美はダブルチョコレートを食べている。
「そこはわかって下さい」
「ああ、全部わかってるからな」 
 トウェインはアップルパイを食べている、そのうえでの返事だ。
「そやからな」
「またですね」
「また機会があればですね」
「お話して下さい」
「やらせてもらうんで」
「そういうことでな、しかし今度はな」
 トウェインはさらに言った。
「真面目に働いてもらうで」
「いやいや、自分のペース守ってです」
「そのうえでやらせてもらいます」
「やっぱり時には息抜きも必要です」
「やることはやってますしええですやん」
「その怠け者でいい加減なのがな」 
 四人共通の問題点について思い本人達にも話した。
「あかんな」
「まあそういうことで」
「宜しくお願いします」
「少なくともやることやらせてもらいますし」
「外道なことはせえへんし許さへんので」
「それはな、まあまた頼むわ」
 機会があればというのだ。
「そういうことでな」
「はい、また」
「よろしゅう頼んます」
「その機会があれば」
「お金貰えるなら何でもやらせてもらいます」
 四人はドーナツを食べレモンティーを飲みながら応えた、そして報酬を貰うと次の依頼先に向かった。碧も地下世界に戻った。
 トウェインは五人をそれぞれ見送ってからだった、ヘミングウェーとエリカに対してこう言ったのだった。
「さて、これからどないするか」
「七州を完全に掌握しましたし」
「それでや」
 そのうえでとだ、ヘミングウェーに応えた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧