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夢幻水滸伝

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第三百二十六話 七州掌握その二

「一気にです」
「私達への好感情、支持を拡大して」
「そのうえで、です」
「使者を送って降す」
「そうされることは」
 まさにというのだ。
「非常にです」
「効果的ですね」
「お陰でかなり順調にです」
「七州の掌握は出来そうですね」
「これが終われば」
 七州の掌握がというのだ。
「一気にです」
「勢力は拡大されますね」
「はい、そして」
 そのうえでというのだ。
「私達は二億の人口を持ち」
「産業も発達した」
「かなりの勢力になります」
「アメリカ西部で第一のですね」
「圧倒的な勢力となります」
「そうなりますね」
「そうですさかい」
 それ故にというのだ。
「国木田さん達にはです」
「頑張ってもらいますね」
「このまま、それでお話を戻しますが」 
 ヘミングウェーはこう言って今度はこんなことを言った。
「国木田さんは直線的で」
「四人の娘達はですね」
「怠け者でいい加減です、若しかしますと」
「あの娘達の知恵ですね」
「今回は。彼女達は確かに怠け者ですが」
 それでもというのだ。
「やれば出来る、有能なです」
「怠け者ですか」
「はい、有能な怠け者は楽をする為に知恵を出します」
「少しでも楽をしようと」
「そうしますので」
 だからだというのだ。
「この度はです」
「知恵をですか」
「出してくれまして」
 そしてというのだ。
「国木田さんもよしとされたのでは」
「そうですか」
「そやろな、あの娘達はあれで頭がええ」
 トウェインも言ってきた。
「そやからな」
「この度はですね」
「あの娘達がな」
「提案したのかと」
「怠ける為に頭使うか」
「何でも学校の勉強もです」
 起きた世界の本分はというのだ。
「あれで成績はええそうで」
「ああ、要点まとめてか」
「覚えるそうで」
「普段怠けててもやな」
「それで成績はです」
「そやねんな」
「ちなみに星の人で一番成績がええのは太宰君です」
 彼だというのだ。
「シンガポールのリー君と並んで」
「成績優秀か、その話わいも聞いたけどな」
「真面目で熱心な」 
 そうしたというのだ。
「優等生だとか」
「あいつはそやな」
「それでそのです」
「四人組がやな」
「自称最強四天王、スーパーカルテット、四強の」 
 瑠璃子達は実際にこう自称している。 
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