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イベリス

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第百二十八話 酒も飲んでその五

「飲んでね」
「有り難う、お姉ちゃん」
「いいのよ、私も入れてもらってるし」
「お互い様ってことなの」
「そうよ、じゃあ飲んでね」
「それじゃあね」
「おつまみもあるしね」
 愛はこちらの話もした。
「そっちも食べてね」
「ストロング系のお酒にカップ焼きそばって合うわよね」
「柿の種とかポテトチップスもよね」
「そうよね」
「ジャンクフードと呼ばれても」
「美味しくてね」
「しかもこうしたお酒に合うから」
 だからだというのだ。
「いいのよ」
「そうよね」
「変な人は買ってはいけないとか言って」
 そうしてというのだ。
「あれこれ文句言うけれど」
「気にしたら駄目よね」
「変な人の言葉はね」
 それはというのだ。
「もう全くね」
「気にしないことね」
「特にこんな時はね」
「そうよね」
「もうとことんよ」
「おつまみもなのね」
「楽しむことよ」
 こう言うのだった。
「いいわね」
「こうした時は」
「そうよ」
 まさにというのだ。
「何も気にしないで」
「後のことは」
「とことん飲んで食べればいいのよ」
「そういうことね」
「例え新聞記者や陶芸家が言っても」
 それでもというのだ。
「いいのよ」
「そうなのね」
「そうよ、というかね」
「というか?」
「そんなこと言う人達なんてね」
 それこそというのだ。
「全くね」
「気にしなくていいのね」
「健康に影響がないなら」
 それならというのだ。
「もうね」
「それでなのね」
「いいでしょ」
「そうよね」
「それをね」
「メクジラ立てるのはね」
「おかしいから」
 こう咲に話した。
「おかしな人の言うことは」
「気にしないことね」
「世の中どうしてもね」
「おかしな人いるわよね」
「だからね」
 そうしたものだからだというのだ。
「おかしな人の言うことはね」
「気にしないで」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「こうしたものもね」
「飲んで食べればいいのね」
「例えばお店が化学調味料使ってて」 
 店の料理にというのだ。 
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