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星河の覇皇

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第八十五部第三章 北京星系を見てその三十八

「遊びにもな」
「政治での動き方は」
「それはですね」
「出ますね」
「そちらにも」
「そうだ、しかし麻雀は四人で行う」
 二人で遊ぶ場合もある。
「三人でだ」
「一人を攻める」
「それも出来ますね」
「あの遊びでは」
「例えば私がカバリエ外相と対し」
 そしてというのだ。
「他の二人をな」
「各国政府で占める」
「そうすればですね」
「有利に戦えますね」
「そうなりますね」
「一対一なら辛いが」
 麻雀でもだ。
「しかしだ」
「三対一ならな」
「楽ですね」
「実際に」
「だからですね」
「カバリエ外相にはですね」
「各国で挑む、敵は中央政府のみだ」
 この度の政治的な争いの相手はというのだ。
「そう考えると楽だな」
「確かに強敵ですが」
「敵が一つですと」
「やはり有り難いですね」
「気も楽です」
「時には複数の敵も抱える」
 政治でもというのだ、実際中国も連合千年の歴史の中で多くの敵を抱えて政治的に争ってきたことも多々あった。
「その時よりもな」
「敵が一つだとですね」
「楽ですね」
「まことに」
「そうだ、そして私は最近麻雀をしていない」
 李は自分のことも話した。
「政治の感覚はな」
「麻雀でもですね」
「培われますね」
「左様ですね」
「だからだ」
 その為にというのだ。
「少しな」
「麻雀をされますか」
「後で」
「そうされますか」
「そうしたい」
 こう高官達に言うのだった。
「あれをしていないとな」
「政治の勘ですか」
「それが鈍りますか」
「そうなりますか」
「実際にそうなる、あれはいい遊びだ」
 麻雀についてこうも言った。
「まことにな」
「政治の勘も与えてくれる」
「そうしたいいものですね」
「だからですね」
「大統領もされますね」
「時々でもな」
 実は李の趣味でもある、スポーツはバスケットボールを愛しそして読書とこれが彼の趣味なのである。 
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